ワグネルの動乱(プルコジンの乱)でロシアルーブルが急落した背景は!
ロシアでのワグネルの反乱が週末におき、短期間で
収まったものの、週明けの月曜日に、ロシアンルーブル
は対ドルで3%下落し、15ヶ月ぶりの安値をつけました。
これは、いくつかの地域で、外国通貨への需要が
70%から80%高まったためです。
ロシアルーブル下落の背景は
ルーブルは、対ドルで87と、15ヶ月ぶりの安値となりましたが
それは、ワグナーが、モスクワにあと少しまで進軍した
直後の週明けでした。
そして、ロシアで予想外にボラティリティが上昇し
ました。
ワグナー軍の創設者であ、プルコジン氏は、ウクライナでの
ロシア軍の状況を非難し、モスクワ近郊にまで
進軍していましたが、血を流すことを避け、引き返す
結果となりましたが、その週末経て、15の地域で外貨に対する
需要が急速に高まりました。
平均で約30%、南部の主要都市では、70%以上の需要が
高まったと言われています。
その動乱時には、ロシアの銀行は、その後は収まりましたが、
一時期1ドル100以上のレートにロシアルーブルを切り下げる
局面もありました。ウォールストリートジャーナルによると
ドルにペッグしている仮想通貨は、金曜日の4百万ドルに
比べて、土曜日に15百万ドルまで一時期上昇しています。
その後のワグネルとルーブルの動向
危機はいったん沈静化したけれども、将来的に
プーチン大統領の、将来の似たような動乱に対して
の統治能力への疑問が高まっています。
プルコジン氏は、ロシア政権をひっくり返す意思は
ないと伝え、またロシアで血を流すことはしない
としつつも、抗議活動を行なっていると、伝えて
います。
まとめ
ワグナーも動乱は短期間で収束したようにも
見えますが、ロシアルーブルへの影響は、大きかった
ようです。根底に、ロシアの不安定さが露呈している
なか、ルーブル安がさらに進行するのか注意が
必要と思われます。