レイ・ダリオ氏の現在(2022年5月)の金とビットコインに対する見通しは!
ブリッジウォーター・アソシエイツの創設者、共同最高投資責任者、取締役である
レイ・ダリオ氏は、2020年1月からの徹底して「現金はゴミだ」という
呼びかけを繰り返しています。
そこで、気になる、最近の株式、債券市場をうけてレイ・ダリオ氏
が市場についてどのような見方をしているかです。
レイ・ダリオ氏の通貨の見方は
「もちろん、現金はまだゴミだ。もちろん現金はまだゴミだ。現金で買うと
どれだけの速さで購買力を失うか知っているか?」
レイ・ダリオ氏は一連の彼の持論を展開しています。
とくにユーロや円との関係で全ての通貨が、1930年代のように、
商品やサービスとの関係で下がる通貨になるだろうと述べています。
しかし、レイ・ダリオ氏はこれは投資家が株式や債券に資金を
留めておく方が良いという意味ではない、と彼は付け加えいます。
レイ・ダリオ氏の今後の見通しは
ダリオ氏は、10年以上にわたって前例のない株高が続いた後、問題は、
あまりにも多くの投資家が株に群がっていることだと警告しています。
ここ数週間は、一部の投資家にとっては相対的に血の気が引くような
相場となったが、ダリオ氏は、これからもっと痛みが増す余地が
あるとの見通しをもってっています。
「誰もが株式ロングで、すべてが上昇することを望んでいる。
実質リターンがマイナスになり、すべてが常に上昇することはありえないし、
そのようなシステムはうまくいかない」とダリオ氏は説明しています。
FRBが売り、個人が売り、外国人が売り、アメリカ政府は赤字資金を調達
しなければならないので売りに出る。つまり、需要と供給の問題が発生し
、その結果、株価が下がるということだ、と述べています。
インフレが実質リターンを圧迫する中、ダリオ氏は投資家は不動産のような「本物」
の資産を持つ方が良いと示唆しています。
(GuggenheimのScott Minerd氏も、今後5年間は不動産と美術品が
株式をアウトパフォームすると予想していると述べている)。
レイ・ダリオ氏のお薦めはビットコインと金
"#Bitcoin has made a tremendous achievement over the last 11 years–it's a tiny percentage of my portfolio," says @RayDalio. pic.twitter.com/QffoSFRSph
— Squawk Box (@SquawkCNBC) May 24, 2022
「ソフトランディング」の可能性はどうなのか、と問いに対して
“答えはノーだ “とダリオ氏は答えています。
彼の解決策は、暗号通貨(微々たるもの)と金だと述べています。
「ブロックチェーンは素晴らしいと思う。でも、それをデジタルゴールド
と呼ぼう。デジタル・ゴールドとは、ビットコインのようなもので、
おそらく金の代替物を見つけるという分散投資の観点から、
金に対して少しスポットを持ち、さらに他の資産に対しても
相対的なものだと思う」と述べています。
https://www.zerohedge.com/markets/dalio-cash-still-trash-equities-are-trashier-prefers-gold-bitcoin
まとめ
徹底して述べている、レイ・ダリオ氏のキャッシュはゴミ
だと持論は変えていないようですが、株式、債券に対しても
現状は懐疑的で、結局のところ、現在の相場にあっているのは
ビットコインと金に対して好感をもっているようです。
ただ、暗号資産もここ数か月暴落を受けてますが、、、
結局のところ、現在の市場の選択肢は、限られているようです。