
フィーダーファンドとマスターファンドとの違いときたるスタグフレーション下の投資先は!
ファンドや投資信託といっても、投資先で色分けされる
だけでなくカテゴリーによっても種類が分かれてきます。
そのなかでも、フィーダーファンドというものが
あります。
ファンドのなかで、フィーダーファンドとマスターファンドに
分けることができます
そこで今回は、このファンドについてと、そしてスタグフレーション
のリスクが高まっていると言われている現在のマーケットに
対して、過去のデーターからの投資先について調べてみました。
フィーダーファンドとは
フィーダーファンドとは、運用する資金を他のファンドに
投資する投資信託のことです。
投資先のファンドは「マスターファンド」または「マザーファンド」
と呼ばれます。この場合海外のファンドであることが多いです。
他のさまざまなファンドに投資する
「ファンド・オブ・ファンズ(Fund of Funds)」
というものがありますが、これもフィーダーファンドのひとつ
といえます。ファンド・オブ・ファンズと区別するために、
ここではひとつのファンドに投資するファンド・オブ・ファンド(Fund of Fund)
をフィーダーファンドと呼ぶことにします。
マスターファンドとの違いは
フィーダーファンドは株式などに直接投資せず、
マスターファンドに投資します。株式など証券への投資は、
すべてマスターファンドの中で行われます。
フィーダーファンドの一例として、東京証券取引所に
上場されている「上場アジアリート」がありますが
これは、シンガポール取引所に上場されている
「NIKKOAM-STRAITSTRADING ASIA-ETF」をそのまま買い付けています。
アジアリートETFは、シンガポールおよび香港、マレーシア等の
不動産に投資しています。
スタグフレーション下の投資先は
米国がスタグフレーションに陥っているのか、それとも単なるリセッションに
過ぎないのか、硬化したパーマブルでさえも二者択一を迫られる今、
ドイツ銀行のジム・リードとヘンリー・アレンは先週、必読の最新ノート
「スタグフレーション時の投資法」を発表しました。これは、昨年10月に
発表した2020年代と1970年代を比較したノートに続くものです。
リード氏は、今後数年間はインフレが続くとしたらどうだろうかと
問いかけています。
"Energy’s weight is now ~5%, the sector is still 30% underweight. The pain trade in Energy is up." – BofA https://t.co/24A9W7arEk
— zerohedge (@zerohedge) May 27, 2022
期待できるリターンは?
簡単に言えば、債券や株式といった伝統的な金融資産については、
過去40年間に見られたような大規模な実質的な富の創出よりも、
実質的な富の破壊が予想されると過去のデータは示唆しています。
もう一方のコモディティは、この10年間にすでに見られた上昇を
考えると、利益はすでに得られている可能性がありますが、
まだ余地があるとみています。なぜなら、↓のBofAのチャートから
エネルギーのウェイトは現在~5%で、セクターはまだ30%
アンダーウェイトです。エナジーのペイントレードは増加しています。
しかし、金と銀はこの2年間あまり進歩していないので、もし
1970年代を手本にするならば、金と銀が傑出した割安資産であると
リード氏は結論付けています。歴史は正確に繰り返すことはないが、
もしFedによる不況の後でもインフレが高止まりするならば、
今後数年をどう考えるかという枠組みを提供するであろう
と述べています。
https://www.zerohedge.com/markets/golden-opportunity-how-invest-coming-stagflation
まとめ
今回は、ファンド形態の種類について、フィーダーファンドとマスターファンド
の違いと、直面しようとしている、スタグフレーションの下での過去
の投資の動きについて調べてみました。
ファミリーファンド(マザーファンド)とファンドオブファンズのメリット・デメリットは!