Riederリサーチ:インド経済が中国を追い越す可能性は!
インドは、新しい中国ではないが、台頭しているスーパーパワーは
次の何年かに渡って謳歌する可能性があると、Riedelリサーチは
分析しています。インドは、現在妥当な政策をとっており、
今後1年で、期待を上回る可能性がある、Riedelリサーチの
CEOである、デビッド・リーデル氏は伝えています。
Riedelリサーチがインドに強気
Riedelリサーチは、中国よりもインドの期待が高いとの
見方を示しています。
中国経済は、インドよりもはるかに大きく、インドは常に
中国を下回っていたので、これは劇的な変化である
と述べています。
その背景として、インドは、現在の中国とは
全く異なっていると指摘しています。
その1つに、インドは、経済の収益化、やデジタル化、
税制の変更など、多くの手段を行使して、中間所得層の
罠をうまく操作しています。
中間所得層の罠とは、中間所得層の中で経済成長が停滞し
高所得の国にランク上げできない状況のこを指します。
Riedel氏は、インド経済は、今後何年繁栄し、投資家の
注目を集めるだろう、と指摘しています。
インドは、モルガン・スタンレーなどの予測によれば
この数年間で日本やドイツをGDPで上回ると
予想されています。
インドは、アウトソーシングや金融部門でも明るい
きざしえが見受けられます。
ミューチュアルファンドや民間部門のバンキング
ビジネスで顕著な発展を遂げています。
中国経済の見通しに翳り?
一方で、中国経済の発展速度は停滞し始めています。
今後5年は、過去5年に比べて、失速する可能性が
高い、その理由として、若年層の失業率の高さや、
サプライチェーンが、中国から逃げている傾向が
あげられます。
若者の16歳から24歳の失業率は20.8%に上昇しています。
また、昨今、中国の経済指標で予想より悪い結果が
でています。工場製品以外の活動は、ゼロコロナ政策
をやめて以降の最も悪い結果となっています。
そうは言っても、コロナロックダウンから、特定の
消費や、旅行業界で回復の芽があるのも事実です。
Riedelリサーチは、いつもちゅ動きに対して弱気では
ないが、現状においては、中国が苦境に面している
状況が目立つとしています。
まとめ
今回は、Riedelリサーチのインドについての見通し
と中国に代わる経済成長をとげる可能性について
紹介しました。
確かインドは、デジタル化と税制改革で、中間所得層
の罠をうまく逃れているようにもありますが、ただ資本規制
が厳しい国でもあります。
中長期的な見方のひとつとして参考にすべきかと思われます。