マーク・モビアスのWiki的経歴と2023年に向けての金利の見通しは!
伝説の投資家のひとりと言われている、マーク・モビアス
が金利について注目の見通しをだしています。
そこで今回は、そのマーク・モビアス氏について
の彼の金利の見通しについて紹介してみたいと思います。
マーク・モビアス氏のWiki的経歴は
1936年ニューヨーク生まれ。ボストン大学で修士号、
マサチューセッツ工科大学で経済学と政治学の博士号を修得。
香港を拠点にコンサルタントやアナリストとして活躍したのち、
1987年よりテンプルトン・エマージング・マーケット・ファンドの
ファンドマネジャーに就任。新興市場投資の第一人者として
屈指の運用成績を誇り、現在はモビアス・キャピタル・パートナーズの代表
を務めています。
マーク・モビアス氏の今後の金利見通しは
マーク・モビアス氏は米国の金利が、Fedによるインフレ抑制策で
9%にまで達すると予想しています。
モビアスが米国のインフレ率が8%に達すると予想しており
金利はそれを超える9%に達すると予想しているとブルムバーグTV
で公表しています。
モビアス氏のこの考え方は、テイラールールを参考にして
予想した金利水準です。
ただこの予想は市場の予想やFedファンドレートの予想値
を越えています。
投資家が予想しているのは、CMEFedファンドツールによると、
Fedファンドレートが5%に到達すると予想し、また
9月に公表されたFedの経済見通しでは、4.6%に上昇するとの見通しです。
Fedの利上げについては、11月と12月にそれぞれ0.75%づつの
利上げが予想されており、Fedファンドレートは、今年の最初が
0%だったのが、今年の末には、3.0%から3.25%になることが
予想されています。一方で米国の株式はこの金利上昇を嫌気して
急落し、Fedの利上げ政策による景気後退に突入することを
懸念しています。
10年のトレジャリーは4%を超え、2年債は4.5%を超えてきています。
これは、2007年以来の高水準です。
It’s important not to see Emerging Markets as one economy. There are some countries that are in trouble, such as those involved in China’s Belt and Road initiative with a huge amount of USD/RMB debt. But there are others that are doing really well.https://t.co/Xzc9LfpLwI
— Mark Mobius (@MarkMobiusReal) October 5, 2022
モビアス氏が見通しを修正するケースは
モビアス氏は、CPIが下落基調になれば
この見通しを撤回すると言っていますが
今のところその兆候はないと主張しています。
コアCPIは9月に6.6%に達し、これは1982年以来
最も早いペースで加速しています。9月はシェルタープライス
の上昇がけん引役となっており、8.2%に上昇しています。
要するに、今のCPIの状況では、見通しを撤回する状況
ではないということのようです。
まとめ
新興市場投資のパイオニアであるマーク・モアビス氏は
金利上昇傾向は、2023年にむかっても変わらず
その理由として、コアCPIの上昇傾向をあげています。
またモアビス氏は、資本に対して債務水準の高い企業への投資の売却
を推奨しており、またROEの低い企業についても
見送りを推奨しているようです。