キャシー・ウッド(ARKK)の主力ファンドが中国株から引いている背景は!
アーク・インベストのキャシー・ウッド氏は、
途上国市場が景気減速に直面する中、自身の主力
イノベーションファンドが中国へのエクスポージャーを
ゼロに削減したと述べた。
キャッシーウッド氏が述べた内容は
モーニングスターによる、ウッド氏の
90億ドル運用しているアーク・イノベーションETFが
ポートフォリオをテスラなどのお気に入りの銘柄に
向けて統合し、中国から収益を生む株から撤退したという。
また、コインベース、ロクとズームなどの
市場低迷の中で、彼女はこのように言っています。
「弱気相場ではいつもそうしているように、われわれは
最も確信度の高い銘柄に向けて戦略を集中し、特に
中国の銘柄は集中しているうちに次々に出てきたため、
少なくとも主力ファンドにおいては中国のエクスポージャー
はなくなった」とウッド氏は木曜日の事前録画された
投資家向けウェビナーで述べた。
ARKKはかつて中国のテクノロジー大手テンセント
の株式および不動産サイト KEホールディングスを所有
していました。
ウッド氏は、新型コロナウイルスのパンデミックに対する
中国の初期対応に感銘を受けたため、2020年の中国や
その他の新興市場へのエクスポージャーは約25%に
達したと述べていました。
イノベーション投資家であるキャシーウッド氏は、
中国政府が超富裕層やテクノロジーセクターの
取り締まりによって経済への締め付けを強化し始めてから、
中国に対する態度を変えたと語った。
またウッド氏は、中国が10年以上の急速な拡大の後に
巨額の債務を負ったため、中国の不動産市場を特に
懸念していると述べた。
「それが約15年間の2桁の実質GDP成長の原因となった…
そしてそのような成長は多くの元凶となっている」と
ウッド氏は語った。 「そして、それらの元凶には通常、
借金が関係しており、重要なのは不動産分野であり、
中国はこの点で清算の日を迎えていると我々は確信している。」
とキャシーウッド氏は語っています。
参照:
まとめ
アーク フィンテック イノベーション ETF (ARKF)
は、中国の電子商取引会社JD.comの株式をまだ保有している
が、Pinduoduoやテンセントを手放したようです。
それでもウッド氏は、中国が困難な時期を乗り越え、
市場が新たな強気サイクル入れば、中国関連株を
買い戻す可能性があると述べた。
「特にIPOが増え、集中戦略で手放した銘柄の一部を
再検討するにつれて、強気相場ではさらに多様化が進む」可能性
があると、ウッド氏は語っています。
彼女の主力ファンドはこれまでのところ、金利上昇による
大幅な損失から持ち直し、ARKKは2023年に50%以上
上昇しています。