Velo3DをARKK(キャッシー・ウッド氏)が2023年積み増している背景は!
キャッシー・ウッド氏といえば、ハイテク、PE
キャティー・ウッドのアーク・インベストメント・マネジメントは、
テスラなどや知名度の高いハイテク大手へ投資しているのとは対照的に、
2つの小型株への積み増しを進めてます。
ARKK、2023年1月は過去最高リターンか
キャシー・ウッド氏率いる米アーク・インベストメント・マネジメントの旗艦上場投資信託(ETF)は、
今月のリターンが月間ベースで過去最高になる勢いを見せている。
ウォール街の資産は今年に入って、悲観的な年間見通しに反して総じて好調に推移している。
「アーク・イノベーションETF(ARKK)」の月初からのリターンはプラス約22%。
このままいけば、同ETFが世界的に注目を集めた2020年に記録した月間
リターン26%と24%に次ぐ成績になる。
ARKKの追い風となったのはグローバル市場のムード好転だ。投資家は高インフレの
時期は過ぎ、政策当局者は今後、金融引き締めペースを減速できると見込んでいる。
先月までは容赦ない利上げと資金コスト上昇がARKKや同種ファンドのほか、
ARKKが選好する投機的テクノロジー株を圧迫していた。
テクノロジー株を中心とするナスダック100指数が主導する形で今年に入って
米株価指数は上昇。ARKKのポートフォリオ配分最大のイグザクト・サイエンシズは
今年30%を超える上昇。同3位のテスラも約17%上げている。
(出典:四季報オンラインより)
Velo3Dを積み増している背景は
ただARKKの今月の急伸は低い水準から始まったものであり、現在の価格はなお2021年初めに
記録した最高値を75%余り下回っている。
この2年間の成績不振にもかかわらず、技術革新的かつ創造的な破壊者に投資すると
いうウッド氏のビジョンはなおファンをひきつけています。
ブル-ムバーグ集計データによると、ARKKの過去1年間は15億ドルの純流入だった。
また同データによれば、同氏の9本の米上場ETF全てが今年上昇している。
キャッシーウッドは、過去8回の取引で金属3D印刷会社Velo3Dの株を、
過去7回の取引で臨床段階の腫瘍治療会社Repare Therapeuticsの株を購入した。
Velo3Dは過去1カ月で65%上昇し、Repare Therapeuticsは同期間に6.39%下落した。
Ark InvestはVelo3D株を3682万ドル、6.2%保有している。同社はRepare Therapeuticsの
株式を6.04%保有しており、3250万ドルを保有している。この2社は、
Ark Investの合計ファンド全体で53番目と58番目のポジションです。
Arkの旗艦ETFであるArk Innovation ETF(ARKK)は、1月に28%上昇し、
最高のパフォーマンスを記録したところです。この上昇は、
2022年に70%近く沈んだ同ETFの低パフォーマンスの年を受けての
ものです。
「我々は新しいナスダックだ」とウッド氏は先週ブルームバーグに語り、
同ファンドの上昇を祝った。
A technological boom is creating the potential for super-exponential growth. Download #BigIdeas2023 NOW. https://t.co/DNJwU4CmOI
— ARK Invest (@ARKInvest) February 1, 2023
まとめ
投資家たちは、ARKKのようなハイテクを中心とした投資に注目しているようです。
トレーダーたちは、高いインフレが収まり、FRBが金融引き締めの
スタンスを緩めるよう促す可能性があると賭けている節があります。
その背景からかナスダック総合株価指数は、株式が幅広く上昇する中で、
この1カ月で12%上昇しています。
イノベーション関連銘柄は、昨年の大幅な利上げの最大の被害者の1つですが
2023年は、反転すると期待している投資家も多いようです。