新NISA口座開設が増えているなかで、投資信託に対する

注目度も増えているようです。

新NISA口座でも多くの人が投資信託に投資したというニュースが報道されま

したが、その多くは外国株を組み入れた商品だといいます。

やはり、米国株への成長期待が大きいようです。

その投資信託に関係するのが、資産運用会社で

資産運用会社は、投資家から資金を預かって資産運用を代行する会社です。

投資信託の運用元が資産運用会社です。

資産運用会社は投資信託を組成し、販売会社を通じ投資家に販売しますが、

保有する投資家から信託報酬と呼ばれる運用手数料を徴収します。

これが、資産運用会社の主な収入源です。

その資産運用の中でも注目を浴びているのオルタナティブ投資です。

オルタナティブ投資とは

投資対象が伝統的資産（国内外の株式や債券）以外の運用、あるいは

運用手法が従来と異なる運用などを総称して、一般的に

オルタナティブ投資といわれています。

具体的な投資対象としては、農産物・鉱物、不動産などの商品、

未公開株や金融技術が駆使された先物、オプション、スワップなどの

取引が挙げられます。

投資家はポートフォリオに、オルタナティブ投資を加えることによって、

パフォーマンスを改善し、分散効果を高め、全体のリスクを引き下げることが

できるようになる可能性もあるからです。重要な点は、オルタナティブ投資は、

新たな投資機会を創出し、投資対象を拡大することで、投資家の運用目標達成を

サポートできる可能性があるということです。

オルタナティブ投資の種類は

オルタナティブ投資は多種多様な幅広い投資です。たとえば、プライベート・エクイティと

同種のファンドの形態で提供されることの多いプライベート・クレジット戦略や一部の

不動産戦略の市場規模は、銀行をはじめとする伝統的な資金の出し手が貸し出し慣行を

変えるようになった世界金融危機後に、大幅に拡大しました。

ヘッジファンド、プライベートエクイティファンド、コモディティ、

不動産・REIT、デリバティブなど幅広い種類があります。

オルタナティブ・クレジットやプライベート戦略を通じて、投資家は長期的に魅力的なリターンを

獲得する機会を得る、そして流動性の欠如や商品性の複雑さに伴うリスクに見合った

見返りを得られる可能性もあります。

ローンやリースといった将来的に収益が期待できる資産についてキャッシュフローを

裏付けにした有価証券を発行したもの。代表的なものはMBS（不動産担保証券）、

CBO（社債担保証券）などがあります。

・REIT（リート）

投資家から資金を集めて不動産投資を行う投資信託のことで、

投資法人や投資信託委託業社が運用する。

REITの種類には1種類の不動産に限定して投資する「特化型」、

2種類の不動産に投資する「複合型」、3種類以上の不動産に

投資する「複合型」の3種類があります。

投資信託の値上がり益と分配金で利益を得られます。

REITは他の投資信託に比べて利回りが高めという特徴があります。

日本版不動産投資信託「J-REIT」は証券取引所に上場している公募ファンドで、

銘柄や価格、運用状況などの情報が公開されています。

流動性や換金性の高さも安心感につながっているので

オルタナティブ投資の中でも保有しやすい資産といわれています。

・REIT ETF

複数のリートを集めたREIT指数に連動するETFに投資する方法もあります。

指数化されたREITであるため、分散投資効果をより高めることができます。

証券取引所で売買されており、流動性・換金性も高いです。値上がり益と分配金が

収益源となります。日本だけでなく海外の不動産に間接投資ができるREIT ETFもある。

ETFは上場銘柄のため、株式市場の動きに連動し価格が下落する恐れもあります。

・ETFとオープン投信の違い

投資信託の基準価額は新聞の株式欄にも掲載されますが、「ETF」と

「オープン投信」に分かれています。両者の違いは上場の有無です。

ETFは上場されているため株式と同じように売買ができ、価額もリアルタイムで

変化します。個別株と同じような感覚で売買できるのが魅力です。

オープン投信は「追加型投資信託」とも呼ばれ、募集された当初の信託財産の

上にいつでも資金の追加設定を行って運用する商品です。

オルタナティブ現物不動産投資とは

これは不動産に投資をして、賃料収入や値上がり益を狙います。

初期費用が必要となるが、相続税、所得税、住民税、贈与税などの

節税効果が期待できるところがメリットです。

アパートやマンション、ビルなどの不動産を購入・運用する。家賃収入と

売却益（キャピタルゲイン）が収益源となります。

物件選びをしっかりと行えば高い利回りを期待でき、資産上昇率も高いです。

不動産投資ローンを利用すればレバレッジを効かせることも可能です。

ただ、現物不動産を持つにはまとまった資金が必要で、収益を上げるためには

じっくり時間をかけて運用しなければいけません。

また物件の管理や入居者とのやりとりなども発生するので

経営者としての視点も欠かせないことになります。

投資型クラウドファンディングとは

これには主に３つの種類があります。

・融資型 資金需要者にインターネットを通じて貸付し、金利を得ます。

・株式投資型 インターネット上で、非上場株式の発行を通じた

資金調達への出資をします。

・ファンド型 特定の事業に対して出資を募り、事業で得られた収益を

原資に分配が行われます。個人投資家の場合、株式型クラウドファンディングへ

の投資、売却時に「エンジェル税制」という税制優遇措置が受けられます。

非上場不動産ファンド（不動産クラウドファンディング）

は、初期投資額を抑えた不動産投資商品へのニーズが高まり、新たな

不動産投資商品が登場しています。

非上場不動産ファンドもそのひとつだ。不動産クラウドファンディングも登場し、

投資家から資金を集め、収益に応じた利益分配を行っています。

投資対象となる不動産を投資家自身で選ぶことができ、小口資金で投資できる

利点があります。REITやETFのように証券取引所には上場しておらず、

株価などの影響を受けにくいところが特徴です。

これは現物不動産とREIT・ETFの中間に位置するような投資商品であるといえます。

運用中は投資資金の払い戻しが受けられないことがほとんどであり、流動性リスクを

認識しておかねばいけません。また事業者の信用リスクも頭に入れておく必要があります。

資産運用会社の種類は

資産運用会社は会社名で判断することができます。大手金融機関は

資産運用会社を持っており、社名にはアセットマネジメントと

付いているのでわかりやすいです。

独立系は金融業務がなく、資産運用に特化している会社です。

独立系でも、ひふみ投信を運用するレオス・キャピタルワークスの

ように1兆円以上の資金を集めている会社もあります。

その他の外資系資産運用会社には以下があります。

• ピクテ・ジャパン

• ゴールドマンサックス・アセット・マネジメント

• キャピタル・インターナショナル

• ティー・ロウ・プライス・ジャパン

• インベスコ・アセット・マネジメント

• J.P.モルガン・アセット・マネジメント

• アムンディ・ジャパン

いずれも日本での運用資産残高は5,000億円を超えています。

・海外の資産運用会社の特徴

海外の資産運用会社の特徴は、資産運用業務に特化した会社が多いことです。

ブラックロックやバンガードグループなどが、代表的な特化型資産運用会社です。

また、ステート・ストリート・グローバルのように信託銀行の傘下の

資産運用会社もあります。

資産規模では米国の資産運用会社がランキング上位10社のうち8社を占めており、

圧倒的強さを誇っています。

海外の資産運用会社は世界規模で展開しているため、資産規模も

日本の運用会社とは桁違いです。

1　ブラックロック　$5,147,852

2バンガード・グループ　$3,965,018

3ステート・ストリート・グローバル　$2,468,456

4フィデリティ・インベストメンツ　$2,130,798

まとめ

今回は、オルタナティブ投資を中心に、その種類と

特長について調べてみました。

いわゆる金融市場の動向に左右されにくい資産に投資

し、リスクヘッジと分散投資をする必要性を感じなら

オルタナティブ投資については、それぞれの特徴を

把握したうえでの選択が必要であると思われます

投資信託とファンドの違いとマザーファンドの運用会社の役割とは！