マイク・ウィルソン氏(モルガン・スタンレー)の中間選挙後のS&P500の見通しは!
モルガン・スタンレーのマイク・ウィルソン氏が、
インスティチューショナル・インベスター(II)誌の最新調査で
高評価を受けたとの記事(ブルムバーグ)がありました。
そのマイク・ウィルソン氏が、中間選挙後のS&P500に
ついて興味深い見通しをだしていたので、今回はそれを紹介したいと
思います。
マイク・ウィルソン氏の記事
(ブルームバーグ): モルガン・スタンレーのマイク・ウィルソン氏が、
インスティチューショナル・インベスター(II)誌の最新調査で
ポートフォリオストラテジストの1位に選ばれた。米国株に
対するかねてからの弱気の見方が今年は的中した。
JPモルガン・チェースのドゥブラフコ・ラコスブハス氏が
同カテゴリーで2位。パイパー・サンドラーのマイケル・カントロウィッツ氏が
3位だった。ラコスブハス氏はクオンツ調査部門で1位だった。
JPモルガンのマルコ・コラノビッチ氏は株式関連ストラテジーで1位。
株式調査ではJPモルガンの株式アナリストらが米国のセルサイド
として7年連続のトップ。バンク・オブ・アメリカ(BofA)と
モルガン・スタンレーに競り勝った。
エバコアISIが4位。同社会長のエド・ハイマン氏はトップエコノミスト
に選ばれた。同社のリッチ・ロス氏はテクニカル分析で1位。
2022年のII誌調査は3766人のポートフォリオマネジャーとアナリスト、
1557の金融機関の得票を集計した。
(出典:ブルムバーグより)
https://news.yahoo.co.jp/articles/5d7ff2698ea4cf609f8180ccf0dc64f38cdaf6c1
マイク・ウィルソン氏の中間選挙後のS&P500見通しは
モルガン・スタンレーの株式ストラテジスト、マイク・ウィルソンによれば、
中間選挙は投資家に株式への強気を維持させる要因になるが、1
0年債利回りの急上昇はS&P500の上昇をある程度抑える可能性があるという。
ウィルソン氏は最近、Institutional Investorの
トップポートフォリオ・ストラテジストに選ばれています。
最終的には、中間選挙が債券利回りの低下が
株価上昇のきっかけとなるとみています。
「最近の債券のリスクイベント(11月FRB会議、10月労働・インフレデータ)
が通過し、金利ボラが歴史的高水準からさらに低下する
余地があるため、米国株式には戦術的に強気を維持している」
との見通しです。
S&P500の上値目標は4,000から4,150の範囲にあるが、
ウィルソン氏は、共和党が上下両院で決定的な勝利を収めれば、
この数字を今週中に達成する可能性があるとみています。
S&P500上昇の理由は
その場合、民主党は積極的な財政支出計画を通すことが
難しくなると、いくつかの世論調査で予想されています。
「共和党は、2011年(予算統制法)に行ったように、債務上限に
よって支出を凍結すると言っている」とウィルソン氏は
言及しています。
「これは、財政赤字が第二次世界大戦以来の水準に達した過去数年間
から急転直下することになる。火曜日に共和党が大勝すれば、
そのような結果になる確率が大きく上がるとみています。
しかし、郵便投票の集計が遅れているため、火曜日の夜までに
選挙結果が明らかにならない可能性があり、株式市場の変動は
当面高止まりすることになると、同氏は付け加えています。
まとめ
ここ最近の相場について、当てているだけに
この見方を紹介しています。
ただ、中間選挙の共和党の優勢はほぼ織り込んで
いるとも思われ、今後の展開には注意が必要
のようです。
モルガン・スタンレーが2023年のインフレが予想よりも下落と予想する理由は!