イーサリアム(ETH)がビットコインを超えて暗号通貨の主導役となりえる理由とは!
ビットコインは苦戦を強いられており、Coinbaseの公開デビューをめぐる興奮が
先細りになると急激な売りが出て、4月25日には4万7,000ドル台を割り込んで
2カ月ぶりの安値を記録しました。
一方、イーサリアムは2,500ドルを超える史上最高値を記録し、
第2位の暗号通貨の時価総額は初めて3,000億ドルに達しています。
ビットコインの時価総額1兆ドルにはまだ遠く及ばないものの、
一部の専門家は、次はイーサリアムがビットコインを世界最大の
暗号通貨に引きずり下ろす日はそう遠くないと予測しています。
イーサリアム(ETH)とは
イーサリアム(Ethereum)とは、2014年に販売が開始された暗号通貨です。
アルトコイン(altcoin)と呼ばれるビットコイン以外の仮想通貨の中でも
代表的なものに数えられています。
イーサリアムの特徴は、分散型アプリケーション(DApps:Decentralized Applications)
やスマートコントラクトを動かすためのプラットフォームとして、
オープンソースで開発が進んでいるプロジェクトである点にあります。
ビットコインは通貨としての運用を意図して、通貨の取引情報が
ブロックチェーン上に登録されていますが、Dappsであるイーサリアムは
ブロックチェーンの中に、「いつ、誰が、誰に、いくら支払った」といった
仮想通貨の基本取引情報に加えて、さまざまなアプリケーションプログラム
を記録/実行できることが特徴です。
このスマートコントラクトを利用することで、多くの事業における
取引にも応用できることが知られており、企業間の重要な書面の契約や
サービスの売り買いなども行えることから、非常に拡張性のあるシステム
として期待されています。
イーサリアムは、イーサリアムのプラットフォームを通してあらゆる
アプリケーションの開発や実行が行えるため、暗号通貨を活用した
新しいインフラとして機能しているのです。 このプラットフォーム上で
使用される共通の通貨が、いわゆるイーサリアム(ETH)と呼ばれるものになります。
開発プラットフォームをメインとした通貨という点が、イーサリアムが
多くの仮想通貨とは違う部分です。
イーサリアム(ETH)がビットコインを超える理由は
ビットコインが歴史的な市場支配力を失う中、『世界のコンピューター』の
通貨が飛び始め、イーサリアムの強気派がビットコインとはデカップリングした
ちで、上昇しています。
イーサリアムが2,500ドルの抵抗線を突破した今、3,500ドルに向かう見通し
が強まっています。イーサリアムは、ビットコインとは異なり、分散型の
決済ネットワークを維持するだけでなく、契約やアプリケーションを
動かすコンピュータコードを保存しており、今のところ改ざんは不可能です。
一方、ビットコインは、潜在的な通貨から価値など、その有用性を定義するのに
苦労しています。
イーサリアムの最近の上昇は、実際には、現在630億ドル以上の価値を
持つ分散型金融アプリケーションの台頭によって拍車がかかっていると言われて
います。
ビットコインは過大評価されている理由として、ビットコインは先行者
としての優位性があったと考えられています。しかし、長期的な技術面では、
イーサリアムがビットコインを超えると考えらています。
なぜなら、開発者を見ると、現在、すべての開発者がほとんどイーサリアムを
使用しているからです。イーサリアムの月間アクティブ開発者数は、
ビットコインの10倍です。ビットコインは今、純粋に単なるデジタルストアバリュー、
デジタルゴールドであり、イーサリアムはWeb3のような次の
インターネットだと考えられています。
イーサリアム(ETH)の今後の見通しは
実用性は最終的にビットコインを勝であろうとの見通しが高まっています。
ビットコインは先駆者的な役割をはたしましたが、イーサリアムでは、
DeFiやNFTなど、さまざまな開発が行われています。最終的には、
ビットコインのような単一機能の保存価値を超えて、より大きな
ユースケースがある世界に入ることになる可能性が高いと
思われます。
まとめ
ほとんどのデジタル資産は今後もビットコインと相関関係にあり、
連動して動いていくと思いますが、イーサリアムのようなブロックチェーンや
その暗号通貨は単独で動く可能性が高いです。政府がキャップゲイン税の引き上げを
提案しても、ブロックチェーン技術そのものにはニーズがあるわけで
こういった外圧にも強いのがイーサリアム(ETH)であると言われています。