リバースレポとは?中国人民銀行が金利引き下げ決定でyuanの動向は!!
中国人民銀行は7日間リバースレポ金利を2%から1.9%にn
10ベーシスポイント引き下げを決定しました。
これにより、中国人民元yuanは、対ドルで0.25%下落しました。
また、先日、中国最大手の銀行も預金金利を引き下げており
中国経済の弱さを露呈し始めています。
リバースレポとは
リバースレポとは、債券を担保ととして、資金を借入れる
貸借取引です。
借り手側が債券を担保ととして、差し出し、、貸し手側より
資金借り入れる貸借取引で、通常手持ちの債券を資金化したい
時に使われます。一定期間後に担保債券の返却と借入資金の
返却が行われます。
PBOCがレートカットと流動性供給
PBOCは、7日間のリバースレートの引き下げを決定すると
同時にに20億人民元の資金供給を市場に行っています。
この決定は、昨年の8月以来の決定であり、先週の預金金利
引き下げに続く決定です。
この決定は、PBOCの中期貸出金利発表が、木曜日控えて
のことで、また20日にローンプライムレートの発表前に
出された決定です。
政府は、冷え込んでいる消費を持ち上げようと必死であり
この緩和策は、今年今後2度行われる可能性が高いと
アナリストは見ています。
またMLF(中期貸出ファシリティ)今年の後半に5から10ベーシス
引き下げられる可能性が高いとしています。
この中国の金融緩和策の流れをうけて、国内のyuanは下落し
また、国債金利も下落しています。
(参照:ブルムバーグ)
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-06-13/RW63Y6T0G1KW01
まとめ
エコノミストの見方では、これぐらいの金融緩和では
中国経済を持ち上げるのは、不十分であり、さらなる緩和策
が今年後半に取られるであろうと予測しています。
同時に中国人民元の弱気な見方も強まっています。
Yuan(オフショア人民元)のポストコロナと社債スプレッドとS&P500の関係性は!?