
米国個人消費支出PCEデフレーターとは?CPIとの違いとFRBが重要視する理由とは!
FEDのインフレターゲットは、個人消費支出(PCE)が
対前年比で2.0%んに設定しています。
PCEはインフレ指標のひとつですが、その中でも
最も重要なインフレ指標だとも言われています。
なぜならば、FEDがPCEに対してターゲットを
おいているからです。
PCEデフレーターとは
PCEデフレーターには、すべての品目の動向を示す
総合指数と、食料品とエネルギーを除いて算出した
コア指数があります。FRBが金融政策で重視しているのは
総合指数ですが、市場ではどちらかと言うと、コア指数の方が
注目されているようです。
PCEデフレーターには、すべての品目の動向を示す総合指数と、
食料品とエネルギーを除いて算出したコア指数があります。
FRBが金融政策で重視しているのは総合指数ですが、市場では
どちらかと言うと、コア指数の方が注目されているようです。
PCEは、日本語でいえば、消費支出であるように、実際に
消費者が支出した価格のインフレ指標であるので、より実態
を反映しているとも言われています。
名目PCEを実質PCEで割ったものです。
PCEがCPIより大事と言われる理由は
米国でPCEデフレーターがもっとも大事だと言われる
ことがあるのは、FRBが金融政策を決めるときに、
この指標を重視しているからです。
2012年1月のFOMC(米連邦公開市場委員会)終了後に
公表された「長期の目標および政策戦略」という声明の中で、
FRBは「PCEデフレーターの前年比2%上昇」を、
インフレの長期的な目標水準にすることを表明しています。
PCEの方が注目されている理由は、CPIよりも
ぶれが少ないことと、やはりFRBが金融政策のなかで
重要視している指標であることが大きいと思われます。
また、PCEデフレーターのほうが、CPIに比べて、調査対象が
広いことが、PCEデフレーターを重要視する要因とも
なっています。
まとめ
今回は、インフレ懸念が強まっている中
米国ではとくに注目される、PCEデフレーターについて
調べました。
PCEデフレーターが現在大きく注目される理由は、
現在とくにFRBの金融政策の行方に皆が注目して
いるからです。
FRBはPCEを2%を目処と以前はおいていましたが
前回は4.4%と低下傾向と言われてるものの、依然として
よだんを許さない状況です。
今は特に、株価と為替に直結してくる地合いなので
注意深くみる必要があると思われます。