セルサイド・インジケーター(SSI)とは?2021年3月に弱気シグナル点灯か!?
バンクオブアメリカ(BofA)が作成しているセルサイドインジケーター
が今注目されています。
BofA.によると、株式偏重戦略が大流行している一方で、
キャッシュポジションベアは4.0%まで下落し、
「売りシグナル」が発動していることに注目しています。
その指標のひとつ、「セルサイドインジケーター」があります。
セルサイド・インジケーターとは
歴史的に見て、これはアメリカ株式市場が極端に強気になった時に表れる、
弱気相場のシグナルだとBofAは指摘しています。
これは、「信頼できる逆張り指標」とも言われています。
セルサイド・インジケーターは、アメリカ市場は過熱しているという
悲観論者の従来からの主張を裏付けたものです。
現在のセルサイド・インジケーターの動向は
前回の売りシグナルが発動したのは2020年2月のことであり、
その後どうなったかは誰もが知っているとおりです。2月に入り
セルサイドストラテジストが推奨する平均的な株式配分である
セルサイド指標(SSI)は、58.4%から1ppt近く上昇して59.2%となって
います。
これは2ヶ月連続で1ppt近く上昇したことになり、
推奨株式配分はほぼ10年ぶりの高水準となっています。
セルサイド・インジケーターが重要な理由は
この指標が「売り」に近づいたのは2007年6月で、その後の
12ヶ月間のリターンは一般的に-13%だったケースがあります。
BofAのストラテジストは、この指標はかなり信頼できる
シグナルであるとの意見をもっているようです。
まとめ
現在のマーケットはかなり偏った状況になっている
と言えます。FRBによる、債券購入と同時に大量の
流動性の供給に伴い、資金はインフレを意識してか
株式市場に以上なまでに資金が流入しています。
それが、コロナ以降の状況ですが、
以上なまでに偏ったポジションの水準が警鐘をならすまで
の水準にせまっていることを示す指標のひとつが
セルサイド・インジケーターです。これから春に
相場がどう展開していくか注目です。