
VWの不正問題に追い打ちをかける冴えないユーロ圏PMI、中国CaixinPMI
米環境保護局(EPA)のマッカーシー長官は、ドイツの自動車大手フォルクスワーゲン(VW)が
排出ガス試験で不正をした疑いが浮上したことを受け、不正摘発に向け調査を拡大する意向を
示しています。
フォルクスワーゲン(VW)は、排出ガス試験不正問題の影響を受ける車の台数が最大1100万台
に上るとの見方を示しており、最大65億ユーロの引き当てが必要となるの見通しを出しています。
米司法省は、米国の排ガス規制を逃れるためデータを不正に操作した疑いが浮上した
フォルクスワーゲン(VW)を対象に犯罪捜査を実施しているという異常事態、これを受けて
自動車が軒並み大幅安となりました。
そこに本日発表された、ユーロ圏製造業PMIは前月の52.3から52.0に下落
非製造業PMIも54.4から54.0に下落。
9月中国製造業PMIは先月の47.3から47.0へ下落、78か月ぶりの低水準です。
ユーロのファンダメンタルズが悪いうえに、ドイツの主幹産業の代表であるVWが信用を
失うようだと、VWだけでなく、他のメーカーにも不信の目がいってしまいます。
最近ユーロと株価の連動性が薄れ、ユーロ自体が重い展開になっているのは、ユーロ
のまだ織り込んでいないユーロのファンダメンタルズの深刻さ背景にあるのかもしれません。
先日指摘した三角持合いの下値が割れる展開のほうが現実味を帯びてきているような感じが
してきました。
↓キャッシュバック別FX
No.1
No.2
No.3
No.4