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ドル円ベーシススワップ推移と為替ドル円の方向性との関係は!?

ドル円のベーシススワップのスプレッドと為替ドル円の動きの

関連性についてここ最近の動きを調べてみました。

ベーシススワップとは

ベーシススワップとは異なる変動金利同士を一定の期間にわたって

交換するスワップ取引のことです。

期間や通貨などが異なる変動金利を交換するスワップ取引のことをいいます。

同じ通貨同士でも期間や市場が異なる金利を交換したり、円とドルなど異なる

の銀行間取引金利を交換したりします。

ベーシススワップで交換すれば、その期間中の為替変動リスクを

避けることができます。また、異なるリスク、異なる期間、異なる通貨

などで交換が行われるため、金利変動による影響を軽減することもできます。

そのうち変動金利同士を交換することをベーシススワップといいます。

円とドルなど異なる種類の通貨の変動金利を交換する通貨スワップがあります。

通貨スワップで一定の期間ドルと円を交換する場合、期間中にわたって

元本を交換すると共にドルを受け取った側はドルの金利を支払い、

円の金利を受け取る。期間中は投資や支払いなどに交換した通貨を利用し、

期間終了後には双方に元本が戻る。

金融市場での金利交換は指標だけでなく、需要と供給の関係で変化します。

ドルの需要が多ければドルの金利だけでなく、これに上乗せを加えて

交換することになります。金利スワップにおける上乗せ分をベーシススワップスプレッドと

呼び、これを加味した市場で決まるレートによって実際の交換が行われてます。

一般的ドル円通貨スワップ

米ドルと円の通貨スワップを例にすると、最も一般的な通貨スワップは、

「米ドル 3 ヶ月 LIBOR」と「円 3 ヶ月 LIBOR+クロスカレンシー・ベーシス・スプレッド

の形式で変動金利を交換する取引です。

為替スワップ(FXスワップ)の場合は、

無リスク金利の差異である「内外金利差」と

通貨スワップ市場における各通貨の資金調

達コストの差異から無リスク金利の影響を除いた

「スワップ・スプレッド」で決定されるとする考

ですので、ヘッジコスト = 直物為替レート×(-1)

×[内外金利差+スワップ・スプレッド]×時間

よって、スワップ・スプレッドは、外貨の調達コスト

や為替リスクのヘッジコストを知るための

ドル円通貨スワップ推移とFXの動きの関係は

米ドルと円を交換する通貨スワップのスワップ・スプレッドは、

2008 年後半のリーマンショック時にゼロから大きくマイナス方向に

拡大したが、2012 年近辺の欧州危機時にはさらにマイナス幅を

拡大させました。2014 年にマイナス幅を多少縮小したものの、

2015 年以降は拡大する傾向にあり(2016年 9 月末時点で約 75bp)、

ゼロ近辺に回帰するような傾向は見られていません。

スワップ・スプレッドがマイナスのときは、スワップ・スプレッドはヘッジコストを

通じて運用利回りが低下する方向に作用してしまうことになります。

日銀により量的・質的金融緩和政策が導入されて以降、国債等の円建ての

金融商品の利回り低下が進んでおり、外貨建ての金融商品

に対する国内投資家のニーズが大きくなっているますが

このような通貨スワップの市場環境もあり、外貨調達コストや

為替リスクのヘッジコストはもはや利回り対比で無視できない状況になって

います。

LIBORベースの金利だからといって、そのままLIBORフラット

どうしで必ずしも交換できるわけではなく、スプレッドで調整

されることが多いです

ベーシスの水準は現実的には為替市場との絡みで決まることが多いと考えられるが、

理論的にはこのベーシスの存在は複雑な問題を引き起こしています。

理論的見地からはこのベーシスは通貨毎のLIBOR金利の

クレジット・レベルの違いを反映すると考えられています。

ドル・円のベーシススワップは更なる低下へ

 

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2021-11-01/R1VCGLDWLU6D01

現在のドル円とのベーシススワップの関は

世界の金融市場で米ドルの調達コストが上昇していいます。

金融機関がユーロや円をドルに交換する際に必要な上乗せ金利(ベーシススワップ)は

コロナショックで市場が混乱した2020年3月以来約2年ぶりの高水準となっています。

米欧などが国際決済網からのロシア排除を決め、先行きへの警戒から世界的に

ドルを保有したいとの需要が増していることが原因です。

まとめ

今回は、ドル円のベーシススワップにフォーカスして

ここ最近のドル円の上昇とドルの需要の高さについて

調べてみました。ベーシススワップのスプレッドには

いろんな要素が含まれていますが、日本とドルのクレジットスプレッド

の違いも反映されているようです。

その意味では、本邦からのドルの調達コストが上がっていますが

ドルへの需要の高さが反映しているようです。その意味で

ドル円の上昇とベーシススワップスプレッドの広がりには

相関関係があるように見えます。

ドル円のベーシススワップとはなに?今急上昇の背景は?

プロフィール


Yoshi

こんにちは、Yoshiと申します。
約20年に及ぶ外資系銀行でのトレード経験を活かして金融情報を独自の視点で発信しています。FX市場に携わって約20年経ちますが、現在は他の金融市場(株式、コモディティ、暗号通貨)の関連性を含めて独自目線で情報提供しています。
主な資格:
米国公認会計士合格(ワシントン州)
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