
SMTゴールドインデックスとiシェアーズゴールドETFとの違いとクレジットリスクについて
日本国内の財政問題、またインフレリスクも意識される
ようになり、やはり金に対する関心は、すでに市場は高い水準
にあっても収まる兆しはなさそうです。
そこで、今回は銀行で投資できる、またNISA対応の金の投資信託
そのなかでも、SMT投資信託について調べてみました。
目次
SMTゴールドインデックスは銀行で買える?
銀行(例:三菱UFJ銀行)ではETFの買付ができない可能性が高いです。
金ETFは一般的に 証券会社の口座(SBI、楽天、マネックスなど)でのみ
購入可能となっています。銀行の投資信託口座でもETFは扱われないことが多いです。
→ 三菱UFJ銀行のインターネットバンキング内の投信リストにETFの
表記がない場合、そのまま購入はできません。
つまり:
銀行口座では「投資信託」による金投資は可能
ETFで金に投資したい場合は証券会社で普通口座 or NISA口座を開く
必要あり(楽天証券、SBI証券、マネックス証券等)
2) 「金のETF(NISA利用)」の主な銘柄(証券会社で買える)
以下は新NISA(成長投資枠)で買える代表的な金ETFです:
銘柄コード 銘柄名 信託報酬(目安)
1540 純金上場信託(現物国内保管型) 約0.44%程度
1328 NEXT FUNDS 金価格連動型上場投信 約0.55%程度
314A iシェアーズ ゴールド ETF 約0.22%程度
425A グローバルX ゴールド ETF 約0.1775%程度
447A SPDR ゴールド・シェア 約0.1770%程度
1540 は日本国内で金現物を保管・管理しているETFの代表格で、
他のETFと比べると 現物の裏付けと国内保管のメリットがあります。
314A・425A・447A は 信託報酬が低めで、長期投資向きと言われます。
ETFはリアルタイムに売買できるので、タイミングを見て取引したい人向け。
ただし、これらを買うなら 証券会社でNISA口座を開く必要があります
(銀行では扱いが限定的・不可なケース多いです)。
現在投資中の「SMT金投資信託」は?

SMTブランドの金関連投資信託は、金価格に連動する投資信託として働きます。
投資信託は 証券会社でも銀行の投信口座でも買付可能で、NISAの成長投資枠でも
扱える商品があります(金融機関による制限に注意)。
投資信託のメリット
✔ つみたて設定が銀行側でもできやすい
✔ 少額から積立可能
✔ NISAの非課税メリットを活かせる場合あり
気をつけたい点
🔹 投信に内包されたコスト(信託報酬)がETFより やや高めの場合がある
🔹 ETFより流動性が低い場合もある
まとめ:
継続する価値は十分ありますが、ETFと比べて手数料コストや売買の柔軟性で違いが出ます。
より低コストで金価格に連動させたいなら、ETFを証券会社で買う選択肢も検討できます。
投資信託の「口数」と「基準価額」って?
こちらは基本の仕組みです👇
「口数」とは?
投資信託の場合、買う場合は 「口(くち)」単位で購入します。
口数 × 基準価格=あなたの保有金額
例:基準価格が10,000円で100口持っていれば、評価額は 10,000 × 100 = 1,000,000円 です。
口数は累計で増減可能(買えば増える、売れば減る)。
「基準価額」とは?
基準価額=投資信託1口あたりの価格(時価)です。
投資信託の値動きは、この基準価額で評価される
金ETFや金投信の場合:金価格の動きに連動して基準価額が変動します。
基準価額は:
運用資産の時価総額を
総口数で割ったもの
で決まります。
つまり:
保有している金価格が上がれば→基準価額が上がる
金価格が下がれば→基準価額が下がる
という仕組みです。
まとめ
✔ 銀行ではETFは買えない可能性がある → 証券会社でNISA口座の開設検討
✔ NISAで金投資をしたいなら、ETF(成長投資枠)か投資信託(成長枠)どちらも対象
✔ ETFは低コスト&リアルタイム売買に有利、投信は積立しやすい特徴あり
✔ SMT金投信は継続評価可能な商品だがETFと比較して手数料や流動性をチェックするとよい
三菱UFJ銀行で買える「金関連の投資信託」
1. SMT ゴールドインデックス・オープン(為替ヘッジなし)
概要:金現物に投資する上場投資信託(ETF等)を主要な投資対象とし、
金価格(円ベース)に連動した成果を目指すインデックス型ファンドです。
特徴
銀行の投資信託として購入可能(インターネット・窓口)
為替ヘッジなし(円ベースの金価格に直接連動)
NISA・つみたてNISAでも対象になる場合あり(口座・枠による)
✔ 銀行でも購入できる「金のインデックス型投信」の代表銘柄です。
✔ 基準価格は金価格の動きに連動します。
(※「為替ヘッジあり」タイプも存在しますが、主に「為替ヘッジなし」の方が一般的です。)
2. 三菱UFJ 純金ファンド(愛称:ファインゴールド)
概要:金価格の値動きを反映する 純金上場信託(現物国内保管型ETF)の
受益証券を主要投資対象としたファンドです。
特徴
主に東京証券取引所に上場する「純金上場信託」などを通じて金に投資します。
銀行の投信口座でも購入可能(インターネット・窓口)
中長期で金価格に連動した成果を目指します。
✔ 三菱UFJアセットマネジメントが運用する純金ファンドで、
金価格との連動性や資産構成が比較的明快な商品です。
✔ 分配金は基本的に出ないタイプです(再投資型)。
補足:投信の扱いや注意点
🔹 SMTゴールド・インデックスと純金ファンド、どちらを?
比較項目 SMT ゴールドインデックス 三菱UFJ 純金ファンド
投資形態 金関連ETF等を主にパッシブ運用 同じく金関連ETF等を中心
運用方針 ベンチマークに連動 同様に金価格重視
SMT金投信を続けるべきか/ETFに切り替えるべきか
為替ヘッジあり・なしの考え方
金を資産全体の何%くらいに置くのが一般的か
新NISA(成長投資枠)での使い方の整理
など、実務寄り・判断寄りのご質問も大歓迎です。
いつでもお声がけください。
投信とETFの違いを教えてください。SMTはETFではないのですね?
はい、とても重要なポイントです。
結論から言うと SMTはETFではありません。
ただし、中身としてETFを使っている投資信託です。以下で整理します。
投資信託とETFの根本的な違い
まず全体像です。
項目 投資信託 ETF
法的な分類 投資信託 投資信託(※同じ)
上場 非上場 上場(東証など)
売買方法 1日1回、基準価額で売買 株と同じく市場でリアルタイム売買
価格 基準価額のみ 市場価格(需給)
購入場所 銀行・証券会社 証券会社のみ
積立 ◎(非常に簡単) △(証券会社による)
最低購入額 100円〜など少額可 1口単位(数千〜数万円)
👉 ETFは「上場している投資信託」
👉 SMTは「非上場の投資信託」
という理解がまず大切です。
正式名称:
SMT ゴールドインデックス・オープン(為替ヘッジなし)
この「オープン」という言葉がポイントで、
オープン型投資信託(非上場)
銀行や証券会社の「投信売場」で買う商品です。
ただし…
🔁 中身はどうなっている?
SMTゴールドは、
純金上場信託(1540)などの金ETF
海外の金ETF
などを組み合わせて運用しています。
つまり、
「ETFに直接投資する投資信託」
という構造です。
よくある誤解
「ETFを使っている=ETF」ではありません
→ あくまで“器”は投資信託です。
③ なぜSMTのような投信が存在するのか?
理由はとても実務的です。
✔ 銀行で買えるようにするため
銀行ではETFを扱えないことが多い
→ ETFを組み込んだ投信を作る
✔ 積立しやすくするため
毎月1万円、5000円など自動積立が簡単
ETFではやや不便
✔ NISA・相続・管理を簡単にするため
売買・管理がすべて基準価額ベース
高齢者や長期保有向き
④ 投資家目線での「実質的な違い」
🔹 コスト
ETF:信託報酬が低い(0.2%前後)
SMTなど投信:
自身の信託報酬
+ 中に入っているETFの信託報酬
→ 合算するとやや高くなりがち
🔹 価格の透明性
ETF:今いくらかがすぐ分かる
投信:1日1回の基準価額
🔹 売買の自由度
ETF:指値・成行OK
投信:タイミングは指定不可
⑤ では、どちらが「正解」?
これは目的次第です。
🔵 SMT(金投信)が向いている人
三菱UFJ銀行で完結させたい
毎月自動で積立したい
売買タイミングを気にしたくない
管理のシンプルさ重視
🔴 金ETFが向いている人
コストを極力下げたい
NISA成長投資枠を最大限活用したい
金価格を見ながら売買したい
証券会社口座を使うのに抵抗がない
⑥ 一言でまとめると
SMTはETFではないが、ETFを中身に持つ投資信託
ETFは上場して直接売買できる投資信託
という関係です。
SMTゴールドインデックス投信のクレジットリスクについて
仮に SMT(=三井住友トラスト・アセットマネジメント)が倒産しても、
SMTゴールドインデックス・オープンの資産は投資家のものとして守られます。
ただし、その理由と「例外になりうるケース」を理解しておくことが大切です。
① なぜ保全されるのか(投資信託の法的仕組み)
投資信託は、構造上 三者分離 になっています。
投資信託の三者構造
役割 主体 何をするか
運用 運用会社(SMT) 投資判断を行う
保管 信託銀行(受託銀行) 資産を保管・管理
販売 三菱UFJ銀行など 投資家に販売
📌 最重要ポイント
投資信託の資産(この場合は金ETF等)は
👉 運用会社の財産ではない
👉 信託銀行が分別管理しています。
これは 投資信託法で厳格に義務付けられています。
② SMTが倒産したら、実際に何が起きる?
✔ 起きること
SMTは「運用指図」ができなくなる
金融庁の監督下で対応開始
多くの場合:
別の運用会社に運用が引き継がれる
もしくは **ファンドが償還(解散)**され、現金が戻る
❌ 起きないこと
ファンド資産が消える
SMTの借金返済に使われる
投資家資産が差し押さえられる
👉 これらは制度上できません。
③ SMTゴールドの場合、さらに安心な理由
SMTゴールドの特徴:
実体資産:
金ETF(純金上場信託など)
それらは:
信託銀行が保管
ETF自体もさらに分別管理
つまり、
二重・三重の分別管理構造
になっています。
あなた
↓
SMT投信(信託財産)
↓
金ETF(信託財産)
↓
金現物(保管会社)
というイメージです。
④ では「絶対安全」なのか?
ここは正直にお伝えします。
理論上あり得るリスク(かなり低確率)
法制度そのものが崩れるレベルの事態
国家破綻、戦争、金融システム停止など
受託銀行+ETF保管機関が同時に破綻
現実的には極めて低確率
一時的な流動性・換金遅延
すぐ売れない期間が生じる可能性
📌 ただし、これは
「現金・預金・国債以外のすべての金融資産に共通するリスク」
です。
⑤ 預金保険との違い(よくある誤解)
項目 投資信託 銀行預金
元本保証 なし あり(1,000万円まで)
価格変動 あり なし
会社倒産時 分別管理で保全 預金保険で補償
👉 投信は「保証」ではなく「分別管理による保全」
👉 性質はまったく異なります
⑥ 実務的な結論(安心してよいか?)
はい、SMT投信については以下の意味で「安心して保有してよい」商品です。
法制度上、運用会社倒産では失われない
実体資産が明確(金ETF)
信託銀行による厳格な分別管理
日本の投信制度は世界的にも保全性が高い
海外ETF(iシェアーズなど)のクレジットリスク
なども、理解するとさらに腹落ちしますよ。
いつでも続けましょう。
① 海外上場ETFのほうが「よりクレジット上安全」なのか?
結論(先に)
一概に「海外ETFのほうが安全」とは言えません。
安全性の“質”が違う、というのが正確な答えです。
クレジットリスクを分解して考える
ここで言う「クレジット上の安全性」は、実は3つに分かれます。
運用会社が倒産した場合
保管機関(カストディアン)の信頼性
法制度・投資家保護の確実性
これを比較します。
日本の投信(SMT) vs 海外ETF(SPDR等)
① 運用会社倒産リスク
観点 SMT(日本の投信) 海外ETF
分別管理 ◎(信託法で厳格) ◎(信託・基金法制)
倒産時 引継 or 償還 引継 or 清算
投資家資産 原則保全 原則保全
👉 ここは同等レベルです。
② 保管機関の信用力
観点 SMT 海外ETF
保管主体 日本の信託銀行 世界最大級のカストディアン
代表例 三菱UFJ信託など BNY Mellon, State Street 等
グローバル分散 △ ◎
📌 海外ETFの強みはここ
保管機関が「世界システム上重要金融機関(G-SIB)」級
国際分散されている
👉 「日本集中リスク」を避けたい人には海外ETFが有利
③ 法制度・投資家保護
観点 日本 米国
投信法制 非常に厳格 非常に厳格
規制当局 金融庁 SEC
投資家保護 世界最高水準 世界最高水準
👉 優劣はつけにくい
日本:形式・分別管理が非常に堅牢
米国:市場監視・開示・実務対応が迅速
まとめ(安全性の性質)
海外ETFは「国・制度の分散」という意味で安全性が高い
SMTは「日本法制下での堅牢さ」という意味で安全
つまり、
「海外ETFのほうが上位互換」ではない
リスクの分散方向が違う
というのが正確です。
