
NUKZ(レンジ・ニュークリア・ルネッサンス・インデックスETF)の現状と好調な背景とは!
すでに好調なデビューを飾っている、レンジ・ニュークリア・ルネッサンス・インデックスETF(NUKZ)
は今週、最近のウラン価格の上昇を追い風に再び急騰しています。
NUKZの現状は
NUKZは、ブティック型の発行会社が1月にファンドを導入して以来、
3,000万ドル以上の資産を獲得しており、過去5日間の取引で12%以上上昇しました。
過去1ヵ月では約28%、累計では60%以上上昇しています。
今週金曜日の午前中の取引では1.9%上昇した。
NUKZの好調の背景は
最近の急騰は、中国の景気刺激策が発表されたことと連動しているようです。
景気刺激策は、低迷する中国経済を立て直すことを目的としており、
産業が復活するにつれて電力需要が高まる可能性が高いとの
見通しがでています。ワシントンD.C.を拠点とする業界団体
Nuclear Energy Instituteによれば、中国はアメリカに次いで
世界第2位の原子力発電国であり、23基の原子炉を建設中です。
バイデン政権の気候アドバイザーであるアリ・ザイディ氏は最近、
アメリカは原子力発電所を再開するつもりだと発言しています。
参照:https://www.etf.com/sections/features/etf-spotlight-nukz-glows-nuclear-power-demand-rises
ウラン価格が2ヶ月ぶりの高値に
ウラン先物は最近、オンスあたり83.30ドルで取引され、過去6週間で約5%上昇し、
8月上旬以来の高値となりました。この急騰は、採掘やその他の
産業関連サービスを提供する銘柄を上昇させた。核燃料供給会社の
カメコ社とウラン探査・開発を専門とするネクスジェン・エナジー社は、
過去5日間の取引でそれぞれ13.5%、15%上昇し、過去1ヵ月ではともに
40%以上上昇しています。
経費率0.85%のNUKZは、核燃料・エネルギー産業で事業を展開する世界の
企業の時価総額加重インデックスを追跡する。同ファンドの最大の保有銘柄は、
カメコの11%、エネルギー・サービスプロバイダーの
コンステレーション・エナジー・コンステレーションの10%である。
まとめ
原子力株は、クリーンエネルギーに対する世界的な需要の高まり、
低炭素エネルギー源としての原子力に対する政府の支援、エネルギー安全保障
をめぐる地政学的懸念の高まりにより、トレンドとなっている、との
見方が強まっており、それがNUKZの後押しのひとつとなっている
ようです。
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