
Market iBoxxインデックスが示す2023年中国不動産市況の不吉な兆候とは!
新たなデータによると、中国の不動産市況は、反転には
程遠い、不況に喘いでいます。
米国が発行している、ベイジュブックによると
不動産価格は4月に上昇しているものの、販売は
停滞しています。
これは、5月18日から25にちえに行った統計です。
特に、商業地域においては、価格も取引量も激減して
います。
昨年、政府は不動産業に対する規制を緩和しました。
この不動産セクターと関連経済は、中国の経済の4分の1を占めて
います。
新規住宅販売は、5月28日週には11.8%の前年からの伸びでした
が、前週の24.8%から急落しています。
これは、2019年のパンデミックが起きる前より悪化して
います。
これは、中国のティア1と呼ばれる大都市に、その兆候が
現れています。
Market iBoxxインデックスが示す
Market iBoxx インデックスは、中国の不動産関連の
ハイイールド債は、昨年11月に不動産市況へのサポート
策が発表される直前の水準に落ちています。
昨年11月の不動産ディベロッパーへの対策パッケージ
の目的は、ディベロッパーの債務をささえることが
目的でしたが、投資家に返済できるかどうかについては
不確実性が残っていると、レーティング会社のアナリスト
は述べています。
参照:CNBC
https://www.cnbc.com/2023/05/31/new-warning-signs-emerge-for-chinas-property-market.html
4月は、全国の不動産販売額が、9000億元に落ち込み
昨年の月平均1兆1000億元を下回る結果となっています。
中古販売市場不振
中古販売市場でも、4月から落ち込みつつあります。
価格、販売高全てにおいて下向きとなりました。
これは、第一四半期の強い数字の後に起きており
消費者が経済に対して懐疑的であることを
示しています。
中古販売市場は、規制に影響されにくいので、
不動産市況のバロメーターとなります。
不動産市場は、調整段階であり、政府の新たな
方策が、本当の回復のためには、必要であると
CNBCのコメンテーターは語っています。
まとめ
今回は、CNBCが取り上げている、中国の不動産市場が
5月に悪い兆候を示している内容を紹介しました。
中国の他の経済指標も最近予想下回っており、注意が
必要かもしれません。