MSLP(FEDのメインストリート貸付プログラム)条件緩和で気になるドル円とNYダウの反応は!?
ここ最近、金融市場が不安定な動きを続けているなか
でFEDが対策を打ち出してきました。
ブルームバーグの見出しによれば、FEDが中小企業を
対象としたメインストリート融資プログラムの
条件をさらに緩和すると報じました。
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— zerohedge (@zerohedge) October 30, 2020
メインストリートプログラムの緩和内容とは
FEDはメインストリートプログラムの最低融資額を
25万ドルから10万ドルに引き下げました。
FEDは、中小企業支援策「メインストリート貸し付けプログラム(MSLP)」
での最低融資額を10万ドルとし、従来の25万ドルから
引き下げました。これは、企業の同プログラム利用が
進むことを目的としたものです。
FEDはまた、政府の「給与保証プログラム(PPP)」を
利用した企業がMSLPを申請する際は、PPPでの
借り入れのうち最大200万ドルを計算から除外して
資格審査を受けることを認めと発表しました。
FEDは、これまで メインストリートでは400件以上、
合計37億ドルの融資が実行しています。
MSLP緩和の効果は
FRBは明らかに、先週の株価下落を止めて反転させるためには、
ブルームバーグの点滅する赤い見出しが必要だと感じ、
金曜日の早朝に公表しました。
「メインストリート融資プログラムの条件緩和によって、
雇用を生み出し、パンデミックのために継続的な
収益不足に直面している中小企業への支援をより
適切に実効性をもたせようとしています。
新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)が
引き続き米経済活動に悪影響を与える中、議会や事業主、
業界団体は数カ月にわたり最低融資額の引き下げなど
プログラムの変更を求めてきました。FRBはこれまで
400件近く、総額37億ドルのMSLP融資債権を買い取ったと
説明していますが、これはMSLPの想定規模6000億ドル
のたった0.6%にとどまっていました。
この状況を打破して、市場の回復をも狙ったもの
と思われます。
NYダウとドル円の反応は
FEDは明らかに朝一番に見出しとして
発表して市場の回復をねらっていますが
反応はどうだったしょうか。
NYダウは発表直後は↑のグラフのように
大きく上にスイングしましたが、反応はそれに
留まりました。またドル円は、変わらず小動き
のままで、週末の引け値レベルは、104.64
とここ最近のドル安円高の流れをくい止める
までにはいたっていないようです。
まとめ
FEDはメインストリート貸出プログラムの
条件緩和をうちだしてきましたが、やはり
市場が注目しているのは、直前にせまった
大統領選の結果です。現状世論調査では
バイデン氏が優位となっており、市場は
ある程度をそれを織り込んで動いている
と思われますが、やはり、注意すべき
なのは、決着がつかずにそんまま混沌と
してします状態だと思わまれす。ここ最近
の不安定な株式市場をみていると、なにか
それを暗示しているようで、警戒が必要で
あると個人的には思います。