LTROの効果どこまでもつ?
本日市場が注目していることは、フランス、スペインの国債入札でしょう。
スペインが2年国債、10年国債合わせて最大25億ユーロ、フランスが2017年償還国債
と18年償還のインフレ連動債を含め全体目標最大110億ユーロを計画しています。
スペインの銀行はLTROで約2000億ユーロの流動性資金を融通し、そのうち約半分の割合で
スペイン国債を購入しています。一時的にLTROによってスペイン、イタリアの借入コストは
下がったものの、ユーロ圏外からの資金調達は閉ざされたままであったようです。
こうなると結局はスペイン国債=スペインの銀行の構図ができあがり、国債の信用が下がると
いうマイナスの連鎖が起きてしまいます。本日の入札もたぶん量はクリアされると予想されます
が問題は価格がどうなるかが焦点となると思われます。
とはいへ、ここ最近のユーロのショートカバーはしつこいくらい強いです。私の2度にわたり
切らされました。イベント前に振りづらいところですが、懲りずにショートのタイミングを
模索しています。
ポジション スクエア ユーロ円 ショートのタイミング模索中