キャサリン・タイ氏のWiki的プロフィールと出身大学と対中貿易政策の評判は!?
ジョー・バイデンの息子ハンター氏がマネーロンダリングと中国の影響力
のもとでの売買容疑で調査されていることが明らかになった翌日に、バイデン・チームは、
彼の家族が中国の独裁者である習近平のコントロール下にあった疑惑を隠蔽
しようと必死になり、ライタイザーの後任として、中国を相手にしたことのある
貿易弁護士キャサリン・タイ氏を米国通商代表に就任すると発表しました。
そこで、今回は、バイデンチームで、通商交渉役となりそうな、キャサリン・タイ氏
のキャリアやプロフィールについて調べてみました。
Biden to name longtime China critic Katherine Tai as top U.S. trade official https://t.co/Zahley5BRh
— CNBC (@CNBC) December 10, 2020
キャサリン・タイ氏のWiki的プロフィールは
タイ氏は2007~14年にUSTRに所属し、オバマ政権下で
中国の輸出補助金などについて世界貿易機関(WTO)に提訴した経験
をもっています。香港メディアなどによると、台湾出身の両親のもとで
米国で育った45歳で、中国語が堪能な女性です。知的財産権の
保護なども含め、米中間の懸案の解決に向けた手腕があると
言われています。
キャサリン・タイ氏の出身大学は
タイ氏は、台湾人の両親のもとにコネチカット州で生まれ、北京語を
流暢に話し、イェール大学とハーバード大学のロースクールを卒業しました。
1996年から1998年までの2年間、エール・チャイナ・フェローとして
中国南部の広州にある大学で英語の教鞭をとっていた経緯があります。
キャサリン・タイ氏のキャリアと対中貿易政策は
キャサリン・タイ氏はアメリカ・メキシコ・カナダ貿易協定では、
民主党の貿易顧問として、共和党のライトサイザー率いるチームとの間で、
より強力な労働条項の交渉を行ったことで有名になりました。
上院で承認されれば、タイ氏は米国の対中貿易戦争を継続するうえで
重要な地位を継承し、米国の輸入規則の施行と中国やその他の国との
貿易担当になることになります。
2007年から2014年までは、スイスのジュネーブに本部を置く世界的な貿易機関である
WTOにおいて、米国の中国に対する係争の訴訟を成功させた経験があります。
現ライトハイザー氏の貿易交渉は、動きの遅い官僚主義とWTOと
世界銀行における中国の影響力に不満を感じ、しばしばWTOを回避し、関税を通じたより
直接的なアプローチを取ることを選択していましたが、キャサリン・タイ氏
より多国間とWTOを巻き込んだ戦略的なスタンスを中国にとることが
予想されます。
CNBCによると、バイデン・チームは、米国の貿易利益を前進させ、
中国との経済競争の激化に立ち向かうために、より多国間の貿易アプローチに
戻る可能性が高いといわれています。
タイ氏は、トランプ政権時代に北京との交渉でより強硬な戦術を取り、
中国からの輸入品に数千億ドル相当の関税を課したロバート・ライトハイザー
現通商代表部長官の後を継ぐことになりますが、タイ氏は現USTRよりも
多国間での執行メカニズムを好む可能性が高いです。タイ氏は中国に対して
2国間ではなくて、多国間で協力して戦略的に対処する可能性が高いです。
キャサリン・タイ氏の政策の評判は
タイ氏がWTOで中国との貿易紛争において米国戦略を設定した経験が
あることによって、多国間のプラットフォームで中国に圧力をかけることに
長けているとの評判です。
“二国間の貿易戦争を好むトランプ氏やライハイザー氏のアプローチとは
対照的に、バイデンの下では、タイ氏は同盟国を募り、WTOで中国に
牙をむくという戦略を実行するのに役立つ可能性が高いと
言われています。
まとめ
キャサリン・タイ氏は、中国との通商交渉において実績があり、
また強硬派としても知られている人物ですが、プロフィールを
みても、エリートであることがわかります。トランプ政権とは
違って、同盟国とWTOを通じた対中交渉を挑んでくることが予想
されますが、バイデン政権自体が、対中国へのアプローチが
不透明ななか、とくに息子の中国とのスキャンダル疑惑もあり
バイデン政権が、中国に対してどう向き合ってくるのか注目です。