GK-TKとTMK不動産ファンドの違いとアセットマネージャーの役割は!
GKとは合同会社とのことで、TKとは匿名組合のことです。
GK-TK不動産ファンドとは
このファンドのしくみは、合同会社が営業者で匿名組合員
が投資家となる二者間でのファンドです。
投資家である匿名組合員と合同会社はそれぞれ匿名組合契約
を締結して、各投資家は当該事業の資金を合同会社に
預けます。
匿名組合出資は、合同会社単体では、投資家からの
預り金となります。
参照:https://creal.jp/blogs/real-estate-investment/4271/
TMKスキームとは
TMKとは資産流動化法に定められているため、「TMKスキーム」と
呼ばれています。
このスキームでは、投資家は、不動産などを保有する特定目的会社
が発行する「優先出資」を持つ、「優先出資社員」となります。
株式会社の優先株式は、優先して株式会社の配当をもらえる代わりに
株式会社の議決権は制限されていますが、特定目的会社の
優先出資も株式会社の優先株式と同じイメージとなります。
GK-TK不動産ファンドもTMKファンドも有限責任を確保しています。
倒産隔離は両ファンドにとって必須の仕組みとなっています。
参照:
https://creal.jp/blogs/real-estate-investment/4271/
アセットマネージャーの役割
アセットマネージャーの役割は、投資家の利益を極大化することです。
信託とは、委託者が自らの財産を受託者に信託し、受託者は信託財産
を受益者のために管理し、受益者は、信託財産からの収益を得る受益権
を保有しています。
アセットマネージャーは不動産ファンドの投資家のために
運営します。
アセットマネージャーは、買う段階の「取得報酬」、貸す段階の
運用報酬、売る段階の処分報酬を得るの一般的です。
投資家収益を一定以上得た際の報酬として成功報酬を設ける
場合もあります。
GK-TKスキームの3つのプロセス
買うプロセスが「アクイジション」、運用プロセスが
「アセットマネジメント」、売る(処分)プロセスが「ディスポジション」
です。全体はアセットマネジメントが行う「アセットマネジメント」
といえます。
まとめ
今回は、GK-TK不動産ファンドとTMKファンドについて
でした。
不動産投資ファンドとは、投資家から集めた資金を元に不動産に投資し、
そこから得られる収益を投資家に還元する投資の形態ですが
現物不動産投資との大きな違いは始めやすさであるところです。
GK-TKファンドは、匿名組合員と合同会社との間の契約体系であり
組合員は出資金の有限責任です。