
FXにかかるコストとは?手数料とスプレッドでFX業者を比べてみた!
スプレッドとはなに?
スプレッドとは為替レートに存在する「買値と売値の差」
のことです。例えば、ニュース番組などで為替レートを
報道する際に、米ドル/円が「1ドル=113.20~113.25円」
と表示されます。これは売値が113.20円、買値が113.25円
という意味です。売値と買値の0.05円の幅がスプレッドであり、
この場合は5銭に置き換えられます。
別の例で言い換えると、市場価格が「1ドル=100円」だったとき、
そのFX会社のスプレッドが1銭であれば、私たちは
「1ドル=100.01」で買うことができます。
つまり「0.01円=1銭」を支払っているわけです。
実はこの為替レートの差額であるスプレッドがFX会社に
支払うコストであり、FX会社によって設定金額が異なります。
現在はどのFX会社も売買手数料が無料であっても、この
スプレッドによって実質的なFX会社の収益につながって
いきます。
どの市場にもスプレッドはある
このスプレッドというのは買い(ビッド)と売り(オファー)
の差であり、どの市場にもあります。
というのは、そのFX業者がカバーする市場でもスプレッドが
あり、このスプレッドがFX業者の収益とは一概には
言えないのです。
ただいえることは、このスプレッドが狭ければ狭いほど
使い手にとっては収益チャンスが広がってきます。
スプレッドの計算方法は
この場合、仮に「1ドル=100円」のとき、1万通貨を買うと
0.3~2銭に対して、30~200円分のスプレッドが発生します。
1万通貨とは「1ドル×1万通貨」を意味しますので、
「1ドル=100円」のときは100万円となり、スプレッドの
「0.3~2銭」も1万倍して「30~200円」となります。
最近はとくにドル円に関してはスプレッドが0.3となっている
FX業者が多くなっています。要するに1万通貨だとスプレッドが
30円しかかからないのが現状です。
FX業者別スプレッドは
会社名 米ドル円 ユーロ円 オーストラリア円
DMM FX 0.3銭原則固定例外あり 0.6銭原則固定例外あり 0.7銭原則固定例外あり
GMOクリック証券 0.3銭原則固定 0.6銭原則固定 0.7銭原則固定
外為どっとコム 0.3銭原則固定例外あり 0.6銭原則固定例外あり 0.7銭原則固定例外あり
JFX 0.3銭原則固定 0.5銭原則固定 0.8銭原則固定
SBI FXトレード 0.27銭~取引量で変化 0.69銭~取引量で変化 0.77銭~取引量で変化
まとめ
スプレッドというのは、買いレートと売りレートの差の
ことですが、最近では業者の競争が激しくて大差がなくなって
います。ドル円であれば0.3が通常となっており、あまり
スプレッドで差はなくなっています。
FX業者を選定する場合は、そのほかのツールであるとか、
またトレードの目的にあった業者を選ぶことが大事のようです。