FOMC議決権メンバー入れ替えで来年アメリカの政策決定に影響あり?
毎年のことですが、FOMCでの議決権メンバーが
4人輪番制で交替します。
常に議決権を行使する理事とニューヨーク連銀総裁
を除く残り11人の地区連銀総裁が毎年4枠の議決権を
輪番で担当します。
来年議決権をもつのは、セントルイス地区連銀ブラート総裁、
カンザスシティ地区連銀のジョージ総裁、クリーブランド地区連銀の
メスター総裁、ボストン地区連銀のローゼングレン総裁が担当します。
ブラート、メスター、ジョージ各総裁は12月前から利上げを唱えていた
タカ派とあって、より一層のFOMCでのタカ派色が強まるのでは
ないかとの憶測もあります。
FOMC決定権で注目度の高い人物はもちろんイエレン議長、そして
フィッシャー副議長、ニューヨーク連銀総裁のダドリー、そして
アトランタのロックハート、イエレンと親交があるサンフランシスコ地区連銀
のウィリアムズ総裁の名前があがりますが、議決権のない地区連銀総裁も
公の場で自分の意見を発信する機会があるので、議決権の入れ替えは
金融政策の決定にあまり影響を及ぼさないとの見方が妥当なようです。
またドットプラットといわれる見通しも大きく乖離しており、来年の
アメリカの政策決定も一筋縄ではいかなそうです。
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