FOMC直後のユーロドルの反応からわかることはなにか
今週の大きなイベントFOMCが終了しました。
結果の利上げ見送りというのは、サプライズはありませんが
問題はその声明文の内容に見るべきポイントがあったようです。
そのひとつとしては、ドットプラットとよばれる金利予想です。
前回では、今年の利上げ予想が年4回とされていましたが、
これが、0.50%下がって、予想から年2回に下がりました。
ここ最近の株価の回復や原油価格の上昇を考えるとタカ派的な
姿勢を維持すると思いきや、市場の予想よりもさらにハト派
だったようです。
もう一つは、リスクバランスへの評価が今回も省かれました。
これは、大きなポイントで、1月のFOMCの時は世界の株価が
動乱しているときに、省かれましたが、今回も引き続き世界の
経済動向を最も注視しているということです。
このことは、まだ市場は、米国の利上げを前提にポジションを
はっていると思いますが、この声明文の状況からするとニュートラル
にもどったといってもいいと思います。
そのことが、直後のユーロドルの反応で、今後もまだユーロドルは
上値を試す展開が続くと個人的には思います。
今までは、米国とユーロの政策の乖離が焦点でしたが、今回の声明文では
国際的な状況、すなわちユーロや日本の状況に歩調を合わせたと言っても
いいかもしれません。
その意味でも今回のFOMCは大事だったと思います。
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