FOMCの利上げ決定に対して好意的に受け止めるマーケット
やっと実現した米国の利上げ、本日の利上げ決定について
要点をまとめてみたいと思います。
今回FOMCで焦点となっていたのは、次へのガイダンと
なるであろう、”gradual”、日本では段階的と訳されている
ようですが、ステイトメントに残るかどうかでした。
これについては、FOMCでは今後金融政策については、
“gradual adjustment”のスタンスを維持すると明確に
入れています。
よってステイトメントに関してはハト派的であったとの
見方が優勢ろなりました。
2つ目は、ドットプロットについてです。
これはコミッティメンバーの来年のFF金利の予想を立てる
ものですが、これについては、来年年4回の利上げ、100bpの
利上げを予想するものでした。
これは、市場のよりもタカ派との解釈となっています。
そして3つ目として、この利上げ決定が満場一致だったかどうか
ですが、これについては、満場一致の決定となりました。よって
タカ派的決定とみていいと思います。
こうしてみると、注目されていた3つの要素のうち、2つがタカ派的
だったにもかかわらず、市場の受け止め方は、ひとつ目のステイトメント
の文言に注目があつまり、今後は緩やか利上げになるとの見方で、
ほとんど市場において好意的に捉えているようです。
ユーロドルについては、側近サポートであった1.09台前半が抵抗線に
転化し、当面はユーロドルの上値は重そうです。
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