ECBドラギ総裁、量的緩和の含みをもたせるのに必死?
ドラギECB総裁が、また量的緩和を
ほのめかしています。
ジャクソンホールでの講演から一貫
していますが、現在の経済停滞と
デフレにかなりの危機感をもって
いるようです。
ただ量的緩和に関しては、ドイツ
ブンデスバンクのバイトマン総裁
とフランスのノワイエ理事から
早々に反対のアドバルーンが上がって
います。
その辺をみての今回のドラギ総裁の
量的緩和の可能性を探る発言のように
思われますが、同時にECBが目標に
上げている、ECBのバランスシート
の額を2012年規模の2兆7000億から
3兆億ユーロに戻す道のりの過程が
まだたっていないことも背景にある
と思われます。
現在はまだ2兆ユーロで、今回行った
TLTROも826億ユーロとふるっていません。
ドラギ総裁は、予想の範囲内としていますが、12月のTLTROもふるわなければ、
国債買い入れの可能性を探る動きが
活発化しそうです。