
BOEシャフィク副総裁が描く出口戦略
BOE,ECB,FRBそしてBOJの4者の
中央銀行のなかでは、BOEが一番
利上げに近いと言われています。
市場、銀行担当副総裁に就任した
イングランド中央銀行のシャフィク副総裁は、そのハンドリングに責任をもっています。
そのシャフィク副総裁は、賃金、生産性の
指標はまちまちであると指摘しています。
イングランド銀行は、2009年から2012年にギルト債券を3750億ポンド購入していますが、そのバランスシートの縮小もいずれか
視野にいれなければなりません。
しかし、現在のイングランド銀行の考え方
によると、先ずは利上げを景気が乱気流
に飲み込まれた時に引き下げられる水準
にまで利上げをすることが優先のようです。
別の言い方をすれば、金利を2%,3%水準
に引き上げらる水準にならなければ、
資産売却はないとの判断になります。
ただその前に、金利を引き上げられる
状況になるかどうか?シャフィク副総裁
のコメントから察するに、それもまだ
慎重姿勢のようです。