BANG(金鉱関連銘柄)と金価格との関連性とFANG(ハイテク企業)に勝る見通し理由は
BANG銘柄(バリック、アグニコ・イーグル、ニューモント/ゴールドコープ)
と呼ばれる金鉱会社が、FANG銘柄
(フェイスブック、アマゾン、ネットフリックス、グーグル/アルファベット)
にたいしてアウトパフォームするとの見通しがでていましたが
過去数年間、このトレードはかなりうまくいっていた時期もありました。
BANG関連銘柄の過去の推移は
しかし、ここ1年、投資家は再びBANGを捨ててFANGを選んでいます。
その結果、主要な金鉱会社は再び非常に安くなっています。
金鉱株への悲観的な見方は、金価格と金鉱株の相対的な
パフォーマンスをみるとわかりやすいです。
金価格との関連性は
金価格が過去5年間で急上昇していることから、金鉱株が優勢であると考えられますが、
金鉱株のパフォーマンスはS&P500と比較して全くもって惨憺たるものでした。
これは、FANGに代表される広範な株式市場の優れた
パフォーマンスによるところもあります。
BANGがFANGに勝る見通しの背景は
このギャップは、来年の業績後退による株式の弱気相場によって
解消される可能性があります。
また、投資家が金の強気相場はもう終わったと考えていることも
原因と思われます。金価格は新たな長期強気相場の真っ只中にあると
の見通しが強いことから、過去の貴金属の強気相場の歴史から
考えると、今日の価格では金鉱株はあまりにも安すぎる
というのが、BANG関連銘柄の強気の見方の背景と
なっています。
まとめ
BANGということば今のところあまりなじみのない言葉ですが
今後は注目を集めるかもしれません。
世の中がインフレ懸念が強まるなかで株式市場にも
ここからは重石になりつつあるなかで、やはり金は
ここ数年の強気相場が物語っているように、今後も
強気の見ています。そのなかかで、BANG(金鉱銘柄)
歴史的な動きを紐解いても、有望であるというのが
今後ハイテク関連をアウトパフォームするとの見方が
でてきている背景です。
今後の相場に注目したいと思います。
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