永久劣後債AT1がなぜ今投資対象として脚光を浴びるのか!
AT1債とはなにか?
この債券が注目されている背景には、
バーゼル3導入により劣後債の規定が厳格化
されたことによる影響があります。
銀行が永久劣後債や期限付き劣後債を発行した場合
に一定割合、資本参入が認められていました。
そのかわり、普通社債と比べて、高いクーポンを
支払われてきたのです。
AT1債(永久劣後債)への投資のリスクは
投資家から見た場合のリスクは、破綻時に回収が劣後したり
利払いがスキップされる可能性が指摘されてきましたが
実際のtier2劣後債のリスクは、普通社債ととほぼ同じレベルである
と言われています。
AT1債券tier1は,5.125%トリガールールが適用されます。つまり
普通株式などのtier1が5.125%を下回るとAT1債は元本毀損リスク
が発生します。
なぜAT1債に注目があつまるのか?
米銀シティグループやゴールドマン・サックス・グループなどが、
最もリスクの高い欧州の銀行債に連動する上場投資信託(ETF)
の設定に動いているのです。
今年に入りAT1債の指数に連動するETFの販促のため
投資家と会合を持っている投資銀行が増えています。
なんといって魅力的な利回り!
ICE・BofAメリルリンチ・コンティンジェント・
キャピタル・インデックスによれば、AT1債の昨年の
リターンはプラス14%と高利回り社債の約2倍となりました。
この利回りが投資家にとって魅力的なのです。
しかしながら、投資家の層が広がり、機関投資家よりも反応
しやすいリテール投資家が増えれば、ボラティリティーが高まる
可能性があり、昨年のような高利回りが再現できるかどうか
は、見方が二分しています。
まとめ
市場はリスクオンの趣向から、AT1債などの高利回りETF
に人気が集まっているようですが、利回りが高くなるのは
外貨建です。
世の中こうしたハイイールド債の買い持ちのポジションが
ありふれていますが、一方でテクニカル的な懸念もあります。
銀行の経営が悪化した場合には、元本を毀損するリスクが
ありまえう。とくに日本の投資家にとっては、
ドル安円高に、脆い面があります。
個人ではヘッジの手段が限られているからです。
そこで、個人でも考えるべきことは、守るための
ツールを持っておくべきだとおもいます。
それがFX口座です。
FX口座を持っておくことは、いざとい時でも
すぐにアクションがとれることにメリットが
あります。投機的なイメージも強いですが
、→のランキングのFX口座はどこもそれぞれ
キャッシュバックがあり、このメリット
が預金と違ってあります。
リスクオンムード一辺倒に黄色信号が灯っているなか、
自分を守るツールを増やしておくのもひとつの手だと思います。