
ARKK(アークイノベーションETF)の構成銘柄とは?現在の動向と今後の見通しは?
2020年に顕著なパフォーマンスを遂げたETFのひとつ
にARKKがあります。
言わずもがな、このファンドは2020年、とくにコロナ以降
顕著なパフォーマンスを残してきました。
ARKKとは
アーク・インベストメント・マネジメント・LLC
はアメリカの調査会社でいくつかのETFを発売しています。
ARK社の特徴は「破壊的イノベーション」をテーマとした
投資を行っていることです。
日本でも日興アセットマネジメントがARK社に出資し
戦略的パートナーとして助言をもらい
「グローバル・フィンテック株式ファンド」や
「グローバル・プロスペクティブ・ファンド」、
「デジタル・トランスフォーメーション株式ファンド」など
を販売しています。
「ARKK」は、破壊的イノベーションという投資テーマに
関連する企業の国内および外国株式証券に投資することにより、
長期的な資本の拡大を目指してたETFです。
過去の成績はかなり高いです。(6月末時点、3年以降は年換算
ARKK 3ヶ月 1年 3年 5年 創業以来
パフォーマンス 61.42% 42.33% 37.32% 29.11% 26.7
経費率
経費率は0.75%
アクティブ型としてはそれなりの経費率です。
8月21日時点投資先トップ10は
投資比率 会社名
10.02% TESLA INC
7.70% INVITAE CORP
6.71% SQUARE INC-A
5.39% CRISPR THERAPEUTICS AG
4.55% ROKU INC
3.59% PROTO LABS INC
3.44% 2U INC
3.34% イルミナ株式会社
3.17% ZILLOW GROUP INC-C
3.00% EDITAS MEDICINE INC
ARKのETF投資スタンスは
ARKは「破壊的イノベーション」をテーマとした
投資をおこなっています。具体的には
以下のテーマにそって投資をおこなって
います。
- 劇的に生産性の向上をもたらすこと
- 急激なコスト低下をもたらすこと
- 他のイノベーションを創出するプラットフォームであること
これが、ARK社の投資スタンスの柱になっています。
ARKのETFの最近の動向と今後の見通しは
これだけ好調さを維持してきたARKのイノベーションETFですが
先週になっていままでみたことのないアウトフローに
見舞われています。
今年これだけの流入が続いていたARKのETFですが
このタイミングでの流出は、一般的に一般的には
利食い売りとの見方が大勢です。
この州で137Mio億ドルの流出があり、価格は
今週の火曜日に4.2%下落しています。
ただ翌日には2.4%戻しているので、
それほど大きな影響を及ぼしていないようです。
ただ、火曜日のデータは、私たちの疑念を確認するようであり、
ARKKホルダーのための2021年への警鐘となる
可能性がありあます。
実際、ARKの資金流入は非常に大きく、12月には
ブラックロックよりも多くの資金を取り込む
可能性があると指摘されています。
まとめ
ARKKのファンドは「破壊的イノベーション」をテーマにした
ファンドですが、220年の流入額をみれば、どれだけ期待
が高いのかがわかります。
ただネックなのは、日本でARK社のETFを買うのは敷居が
高い部分があるところです。
そこでもう一つ考えられるのがARK社に出資し戦略的
パートナーとなっている日興アセットマネジメントの運用している
ARK社助言対象となっている投資信託を買う方法です。
それが、「グローバル・プロスペクティブ・ファンド」ですが
これは、テスラの高騰もあり成績も高いことから
好調なようです。
このように、日本で直悦ARKKのファンドを買うのは
限定いますが。ARK社の助言をうけている国内ファンド
を買うことは可能なようです。
2021年もコロナ渦に左右される展開が続く可能性
が高く、投資先としては、テクノロジーとコストカットと
プラットホームを構築している、すなわちARKがテーマ
にそった企業と、そうでない企業との間での2極化が
すすんでいく可能性が高いようです。