コーミー長官ショックが拭えない為替と株式市場~ここはドルの絶好の買い場?
コーミーFRB長官のショックがの拭えないまま、
株もドル円も下落傾向を強めてきました。
ドル円は今朝は103円台へと突入しています。
FOMCのイベントもあるなかで、この動きは
自然なのかもしれませんが、一番大きな要因は
大統領選が不透明になってきていることです。
そこで、現在の状況と見通し占ってみたいと
思います。
クリントン氏の優位に変わりはない
世論調査においては、トランプ氏がクリントン氏に
肉薄しているという情報に過敏に反応している
マーケットですが、現地選挙の評論家のコメントは
州ごとの選挙人ベースでみる、クリントン氏の優位に
変わりはないとの見方が大半のようです。
brexitのことを想定して、選挙結果が逆転することを
恐れている参加者が、いっせいにドルロングのポジション
を手仕舞っているようですが、逆にここは、ドルの買い場に
近づいているとの見方もできます。
心理的には怖くてドルは持てない?
一般的には、不透明な政治情勢のなかで、怖くて
リスクは取れないというのが主流となりつつありますが
もし、中期的なスタンスでドル円の上昇、そして
大統領選では、サプライズは起きないことにベット
するならば、この地合のなかの選挙前にドルの買い場
を探すことが得策のように思えます。