7月のギリシャの返済支援にIMFが障壁になる?ユーロのこれからの戦略は
今年の政治イベントで市場が注目していることは
フランスの大統領選挙と、7月に期限をむかえる
ギリシャの60億ユーロの返済問題です。
両方とも時限爆弾的懸念材料ですが、ギリシャの
次回融資については、IMFが障壁となっていることが
わかりました。
IMFはギリシャへ融資に否定的?
欧州委員会ドンブロウスキス副委員長によると、ギリシャ融資
に必要な改革審査を完了するうえで、障害なっていることは
IMFが経済見通しに対して悲観的すぎることをあげています。
このプログラムは、IMFとの緊密な連携のもとに行われること
が基本前提になっていますが、IMFがギリシャの成長、財政見通し
について悲観的すぎることが、問題となっていることを
欧州委員会が明かしています。
ユーロの波乱材料になる?
IMFへの出資比率にアメリカが50%超えている
状況を考えると、ギリシャ融資の問題はまだまだ
一筋縄では終わらないように思われます。
その前に、フランス大統領選挙という壁が
あります。
今のところ、マクロン氏が決選投票では、62%と
リードしていますが、ルペン女史との差は縮まって
います。
昨年12月からのユーロの戻りもいったん終了した
可能性が高く、ユーロの戻り売り推奨でいきたい
と思います。