3月のFOMC議事録がハト派だった根拠と次のドル円の下落のターゲットは?
昨日、3月のFOMC議事録が発表されました。
そのなかで、驚いたことは、3月の利上げ支持が2人いたことです。
1人はカンザスシティー地区連銀のジョージ総裁ともうひとりは
公表されていませんが、別の連銀総裁のようです。
17人委員のうち投票権をもつのは10人で、12の地区連銀のうち
5人が輪番制で投票権をもちます。
通常はFOMCの参加者は19人で12人が投票権をもちますが
FRB理事2人が空席なっています。
この17人の出席者のうち8人が、経済のリスクは下振れ方向に傾いて
いるとし、9人が経済は均衡していると評価していましたが、経済成長が
上振れするという見方をする委員はいませんでした。そしてインフレが
予想を上回る可能性があるとする見方もありませんでした。
多くの出席者が世界経済を気にするという懸念が占有していました。
このように、ファンダメンタルズに対しては、思った以上に慎重な見方を
していることが明らかになった3月のFOMC議事録でした。
ドル円は約3年おきに周期をたどるうごきを過去20年続けており、その周期の
値幅から考えると、ドル円95円も考えられる次のターゲットの値幅となります。
確実に重要なサポートを崩している現在のドル円相場に楽観は禁物と予想
します。
??キャッシュバックお得FXランキング!