12月のFOMCの注目点はステイトメントとドットプラット
利上げが100%織り込まれている中での本日の
FOMCの注目点はなんでしょうか。
それは、やはり今後の見通しろフォワードガイダンス
です。
市場はすでに来年2回の利上げを織り込んでいる
FOMCは政策声明とともに経済見通しを発表し、会合後
にジャネット・イエレン議長が記者会見を開きます。
来年のFRBの行動を示唆する一つの手掛かりは、同日発表
されるいわゆるドットプラットです。これはFOMC委員が
短期および長期について金利見通しを示すものです。
投資家やトレーダーがFRBの政策予想に利用する
フェデラルファンド(FF)金利先物市場では、来年末までに
FF金利が1.05%へ上昇することを織り込んでいます。
これはFRB関係者の予想中央値1.125%に近いものです。
アメリカの経済指標も好調
米経済の状況は、金利が上昇するはずだということを示唆
しています。失業率は4.6%と9年ぶりの低さであり、消費者心理は
数年ぶり高水準に上向きました。企業は経済成長を後押しする
設備投資を拡大しようとしているようで、7-9月期のGDP成長率は
前期比年率3.2%と、2年以上ぶりの大幅な成長となっています。
ドットプラット予想は変わっているかどうか注目
前回のドットプラットでは、2017年に2回の利上げを予想
していました。大方の見方では、今回のFOMCでも同じ
であろうとの見方が大勢ですが、昨今の米国経済の好調さ
から、上方しゅうせいqされていれば、市場はタカ派と
捉えると思います。
ただ、市場の見方では、議会での予算の見通しがつく
3月までは、FOMCは動かないであろうとの見方が今のところ
大勢のようです。