1週間前に迫ったオランダ総選挙、側近の世論調査では極右PVVは失速?
今年最初の政治的大イベントであるオランダの総選挙
は1週間前に迫ってきました。
昨年の、brexitとトランプ勝利に続く、ポピュリズム台頭と
ユーロの行方を占う今年最初の大きな政治的イベント
ととして注目されています。
思ったほど勢いのないPVV
当初は、現在与党のルッテ首相率いる自由民主党
を12議席リードしていましたが、側近の世論調査では
PVVのリードがわずか1議席、下院の議席数は25議席
までへっています。
下院の議員定数が150議席であることから、ウィルダース
率いるPVVが影響持つ可能性は薄れてきます。
フランス大統領選の前哨戦の位置付け
オランダの総選挙は、直接的には影響はない
とされていましたが、フランス、ドイツへと
続いていく今年の最大イベントに影響していく
と言われています。
もし、この世論調査のままの結果となれば、
早くもトランプメッキは剥がれつつとの解釈も
できなくはありません。
ユーロは意外と底固い?
ここ最近は、じりじりとした展開が続いていますが
意外とユーロの底固さも感じます。
アメリカの利上げが間近であることから、ドル買い
ユーロ売りのポジションが構築されている可能性
が高いですが、今週のECB理事会も含めて
ユーロのタカ派的な材料には大きく反応する地合い
になっている可能性があります。