1月のECB議事録ではQEの規則緩和を示唆~これでユーロドルの展開は?
1月のECB理事会の議事録が公開されました。
そこには、極めて緩和的な政策を維持する上で
資産購入の規則適用を緩和させることを示唆
しました。
その具体的内容は、QE策を実施すること万全
にするために、出資比率の限定的で一時的な
逸脱は可能かつ不可避だとの見解がでています。
今年の不透明な政治イベントを意識?
これで、周辺国の国債にとっては朗報です。
とくに、イタリアには朗報となる材料で、また
ドイツが預金金利を下回る水準で購入規模を増やしたり
ユーロシステムが過度にイタリア国債を購入することを
可能にします。
ユーロドルの展開はどうなる?
ユーロとドルの金利差は広がりやすいですが、
ユーロドルの為替は昨晩からユーロ買いに
反応しています。
この材料を、金利差ではなくて、ユーロに
とって好材料と受け止めているためです。
今年の不透明材料は、なんといってもユーロの
政治イベントです。
これに対応する意味でも、ECBの国債購入規制
が緩和されることは、イタリアやユーロ周辺国に
とって好材料と判断されています。
ただ、これで、ドイツ国債の割安感ででて、買い戻
される展開が予想されます。