結局FBI長官の訴追せずで決着が着き、すでに焦点は大統領選後のクリントン政権下のマーケット
この1週間の相場の混乱は、FBIコーミー長官の
書簡からはじまり、結局昨日のコーミー長官の
訴追はない、というコメントで終息した感が
あります。
すでに焦点は大統領選よりもその後
この件がなくても、週末からは、また形勢がクリントン氏
側の方へ傾いていたところに、このFBI長官の訴追なしの
コメントを出したことによって、大統領選自体は、決着が
ついた感があります。
これで12月の利上げは確定
この情勢を受けて言えることは、アメリカの12月の
利上げがほぼ確定したことです。
そこに着目すると、ドル円は、すでに1円上昇していますが、
当面は、少なくともレンジ相場になりそうな気配です。
当初シナリオと違っていたことは、この段階で、メール問題
が当面決着をつけることは、誰も思っていなかった
ことです。
この段階でFBIが書簡を出したということは、クリントン政権に
なった後も当面はこの問題は蒸し返されない可能性が高い
ということです。
ということは、議会についても、スタートからあまり荒れた
展開にならないことが予想されます。
当面のドル円相場は、103.50近辺が強力な支持線に変わった
ような気がします。