海外メディアも伝えはじめた森友学園問題に市場反応は軽視しすぎ?
今迄ではどちらかといえばワイドショーネタととらえていた
森友学園問題が、市場に影響を及ぼすような政局に発展する
おそれもでてきました。
昨日、証人喚問の実施が決定しましたが、問題の
森友学園への寄付金の証拠が今日ぐらいから暴露されて
います。
安倍総理退陣は織り込んでいない
このシナリオは、株式市場もドル円市場もどの市場も
想定していません。
言い換えれば、まさかそこまでは発展しないだろうという
見方が大半ですが、ここにきて雲行きが怪しくなって
きました。
この問題の元凶は、安倍総理が国会で虚言しているか
どうかです。あれだけ、もし自分が森友学園に関わって
いたら辞任することを明言しただけに、寄付金の証拠も
暴露し始めると、ズルズルと崩壊していくシナリオも
否めません。
安定多数をもっていたから危機管理不足
政府サイドも、野党が弱いことと、絶対的安定多数と
支持率をもっていたために、潰せるとタカをくくって
いた感があります。
しかし、一旦ほころびが見えだすと、雪だるまのように
大きくなるのが、過去を振り返ればよくあることです。
今回は、あの極右的で政府を支持していた当事者が
反旗を翻したことで、政府のすべての計算は狂ったと予想
します。
まずは23日の証人喚問ですが、それまでに、証拠といわれる
ものを露呈され、来週まで待てなくなってしまう安倍政権
の窮地も、どこかでシナリオとして準備しておく必要が
あるかもしれません。
その時は、やはり、ドル円も日経平均も大きく反応することが
予想されます。