年明けから中国市場で不穏な動き?中国政府債が取引停止
新年明けましておめでとうおめでとうございます。
年明けから中国のマーケットで不穏な動きがありました。
中国政府債債の取引が3日午前、一時停止されました。
上海証券取引所は、「異常な変動」が停止の理由としています。
上海証取の声明によると、50年債の取引が日本時間午前11時36分
に停止され、午後に再開されました。
中国の資本流出懸念止まらず?
規制の強化始まる?
中国人民銀行が発表したクロスボーダー取引に関する
新規定について、人民銀研究局の馬駿チーフエコノミスト
は資本規制ではないと述べてはいますが、
人民銀は昨年12月30日、顧客のクロスボーダー取引に関する
銀行の報告ルールを2017年7月1日から厳格化する方針を
明らかにしています。マネーロンダリングやテロ関連の
資金供給を防ぐ取り組みの一環だと説明していましたが、
形を変えた規制ではないかとの懸念が高まっています。
馬氏は「資本規制では全くない」と述べ、個人の年間の
外貨両替枠(5万ドル=約580万円)に変更はなく、本土外
での事業の投資や運営、海外旅行などの通常の活動にも
影響はないと説明していますが、最近の中国政府債の暴落
や止められない人民元の動きから、危機感をもっている
が露呈してきています。