メイ首相とトランプ大統領の会談内容でポンドの流れが変わる?
本日予定されているビッグイベント
といえば、イギリスろアメリアの首脳会談です。
トランプ大統領が最初の首脳会談を設定したのが
イギリスで、そこには、BREXITを鮮明にアナウンスした
メイ首相に対する敬意も含まれていると思われます。
根本的に考え方が違うメイ首相とトランプ大統領
しかしながら、メイ首相とトランプ氏とでは根本的な
考え方の違いがあえいます。
それは、貿易面と国際協調のところです。
メイ首相は、今回EU離脱を決意したことで、アメリカと
の貿易交渉で、優位性を得たいと思っています。
FTAを念頭においた話し合いとなる思われますが、
トランプ氏がEU離脱を宣言したイギリスに敬意として
イギリスとのFTA交渉を進めるかもしれません。
その道筋がたてば、今回の会談はイギリスにとって
成功と言えるかもしれません。
ロンドンの金融拠点維持できるか
メイ首相のもう一つの難題として、ロンドンの
金融拠点としての立場を維持できるかです。
イギリスのEU離脱によって、EU司法裁判所の直轄外と
なることで、ロンドンがクリアリングハウスとしての
機能を失おうとしています。
現在、10兆ユーロ超える取引のハブとして機能している
ロンドンがその地位を失おうとしていますが、アメリカ
との会談で、イギリスが金融面での規制緩和を得られる
かどうか注目です。
ポンドの行方はEU離脱の痛み緩和次第?
メイ首相が、トランプ大統領との会談で、ある程度の
お土産が持って帰れれば、EU離脱の痛みが緩和され
るとの見方から、ポンドの買い戻しがまだ続くと
思われます。
感情損得で動くトランプ氏からみれば、現在の
イギリスは仲間にしたいとの本音はあるようです。