ロビンフッドのIPOがここ最近、注目の的と

なりました。そのIPO書類によると、同社の顧客は約250億ドルを

稼いだといわれています。

その共同出資者のひとりであるブラッド・テネフ氏について

そして、そのロビンフッドの取引について死角はないのか？

調べてみました。

ブラッド・テネフ氏のWiki的経歴は

テネフ氏は、世界銀行職員のブルガリア人の両親と５歳で米国に移住

しました。数学を専攻し、ヘッジファンドや超高速取引業者（ＨＦＴ）用の

ソフトウエア開発会社を経営していたこともあります。

大学は、スタンフォード大学でそこで、共同創業者となる

バット氏と出会い、卒業後、取引アルゴリズムと投資銀行ソフトウェアの

スタートアップ会社勤めを経て、2013年にロビンフッドを設立しています。

テネフ氏は、２０１１年、経済格差の是正を訴える

「ウォール街を占拠せよ」運動をしていた経緯もあります。

株式取引アプリ運営の米ロビンフッド・マーケッツの

共同創業者、ブラッド・テネフ氏とバイジュ・バット氏は

４月にサラリーを90％減らし３万4248ドル（約382万円）とした。

２０１３年にスマートフォン専業証券、ロビンフッド・マーケッツを

米スタンフォード大の友人と立ち上げた。

他社に先駆けて売買手数料を無料にした同社を舞台にＳＮＳ（交流サイト）

で情報交換する個人の投機的な買いが殺到。

一部銘柄の取引制限に追い込まれたことで耳目を集めた。

彼らのサラリーは2019年の米国の労働者の平均年収並みとなったが、

それも全ての人々に「金融を民主化する」という

ロビンフッドの企業理念に沿うものだ。

報酬は１日の新規株式公開（ＩＰＯ）申請の届け出で開示された。

ただその奥には、30代半ばの両氏が米国の超富裕として立場を

固めてきた詳細も埋もれていた。

（出典：ブルムバーグ）

ロビンフッドのリスクは

ロビンフッドは、手数料ただで簡単に株取引ができる

投資を非常に簡単にするそのインターフェースですが、

パニック売りを簡単にする可能性があると警告されてます。

株が下がると赤になるロビンフッドのやり方は、パニック売りを

誘発する可能性があるといわれています。

手数料無料のシンプルなモバイル取引プラットフォームを通じて、

「すべての人に金融を民主化する」というロビンフッドの使命は、

新世代の投資家の到来を助け、その過程で彼らがお金を稼ぐのを

助けてきました。しかし、ある有力な個人投資家は、その使いやすい

インターフェースが、市場が下落した場合にパニック売りを

引き起こす可能性があると警告しています。

証券会社のアプリの最新のIPO書類によると、ロビンフッドの顧客は

そのプラットフォームでの取引を通じて約250億ドルを稼いでいます。

このアプリの手数料無料の取引、モバイル向けプラットフォーム、シンプル

リスクの高いオプション取引には、より多くの指標を持つプラットフォーム

を使うことがある意味必要とされていますが、Tik Tokの131,000人の

フォロワーは、その多くが新しい投資家であり、ロビンフッドの

ユーザーともなっています。

しかし、取引を容易にした同じインターフェースは、経験の浅い投資家が

市場の低迷時にパニック売りをしてしまう可能性もあると警告をならして

います。

ロビンフッドの共同設立者からの手紙によると、顧客の半分以上が

初めての投資家だという。新しいトレーダーが市場の暴落に

耐えられないという考えは新しいものではありませんが、銘柄が下がる

とポートフォリオが赤くなるというロビンフッドのシンプルな

インターフェースが問題を大きくするのではないかと指摘する

ひともいます。

明らかに市場には資金が流入していますが、人々がロビンフッドアプリで

赤い色を見た途端に、ただ売ってしまったり、投資に大きな傷を負って

しまうのではないかと警告をならしていいます。

また、この金融コンテンツ制作者は、ロビンフッドのインターフェースには

ゲーミフィケーションが浸透していると述べています。

ロビンフッドには、赤という色と緑という色の2つの大きな

指標があります。そして、赤は明らかに恐怖心を煽るので、購入する際に

教育的な判断をするには十分ではありません。赤色は明らかに

恐怖心を煽ります。

まとめ

ロビンフッドは、投資をゲーム化することで、数年前から

規制当局や法律家の監視を受けています。3月、この証券会社のアプリは、

最も物議を醸した機能の1つです。

この投資アプリは、ロビンフッド・ ラーンと呼ばれる教育用データベースなど、

金融リテラシーを高めるための新しいツールを開発していますが、

創業者である、テネフ氏とバット氏はロビンフッドのIPO申請書に

添付された手紙の中で、このアプリは教育を提供し、顧客が

成功するために最適な立場にあるように製品に安全装置を

構築すると弁明していますが、実際に株式相場の地合いが

転換した時、このようにゲーム感覚で参加している初心者投資家

がどのようなアクションを起こすのか、注目されています。

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