バリー・シルバート氏のWiki的経歴と現在と仮想通貨帝国（DCG）への捜査行方は！？
バリー・シルバート氏の仮想通貨帝国内で行われた金融取引に米当局の捜査の
手が及んでいます。
そこで今回は、バリーシルバート氏について、その経歴と
彼が築き上げた仮想通貨帝国（DCG）への捜査について
調べてみました。
バリー・シルバート氏のWiki的経歴は
シルバート氏はDCGの顔として、自身のTwitterやインタビューを
通じて暗号市場について頻繁に発言しています。
出身大学：エモリー大学のGoizueta Business School
シルバート氏はDCGを立ち上げる前、Houlihan Lokeyで
投資銀行家としてキャリアをスタートさせました。
2013年頃からブロックチェーン技術企業への投資を開始。
その後、SecondMarketという金融サービス会社を立ち上げ、
売却したが、この会社は2015年にNasdaqに非公開の金額で買収された。
シルバート氏の純資産は32億ドルで、フォーブスによると
昨年4月時点で暗号業界で8番目の富豪だったが、
2022年後半にデジタル資産価格が劇的に下落したため、
この数字はかなり削られている模様
バリー・シルバート氏に対する捜査状況
バリー・シルバート氏の仮想通貨帝国内で行われた金融取引に
米当局の捜査の手が及んでいる。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。
捜査が非公表だとして、これら関係者が匿名で明らかにしたところでは、
ブルックリンの連邦地検は暗号資産分野の複合企業、
デジタル・カレンシー・グループ（ＤＣＧ）と、苦境に陥っている
仮想通貨融資サービス子会社の間で行われた資金移動を精査している。
関係者の１人によると、検察当局は聴取と文書提出の要請を開始。別の
関係者は米証券取引委員会（ＳＥＣ）も調査を行っていると語った。
捜査・調査は初期段階であり、シルバート氏、ＤＣＧ、子会社は
いずれも現時点で不正を摘発されていない。
シルバート氏はＤＣＧの広報担当者にコメントを求めるよう語った。
同社は発表資料で、「ＤＣＧには誠実さの文化が根付いており、常に法律に
のっとりビジネスを行ってきた。当社にニューヨーク東部地区連邦地検の捜査が
行われていることを承知していないし、それを信じるべき
理由もない」と表明した。
融資サービス部門を有するＤＣＧ子会社のジェネシスは発表資料で、
個別の法律・規制案件にはコメントしないと説明。
「当社は問い合わせを受けた場合は、関係規制部署・当局と
定期的に連絡を取り、協力する」とした。
ＳＥＣとニューヨーク東部地区連邦地検はコメントを控えた。
具体的にどの取引が捜査対象になっているかは不明。
（出典：ブルムバーグより）
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-01-07/RO3JX9T0AFB401
バリー・シルバート氏（DCG）の現状は
バリー・シルバート氏のDigital Currency Group（DCG）は、
昨年のFTXの崩壊後、まだ立っている最後の暗号帝国の1つのように見えます。
2015年、46歳のシルバート氏は、暗号ブローカーGenesisや
デジタル資産マネージャーGrayscaleなどの業界大手を
支配する100億ドルの親会社、Digital Currency Group（DCG）
を立ち上げました。このコングロマリットは、貿易出版社Coindesk、
暗号マイニング会社Foundry Services、
暗号インデックスプロバイダーTradeBlock、
デジタル資産プラットフォームLuno Globalも所有しています。
様々な子会社を通じて、DCGは200以上の暗号スタートアップに投資している。
しかし、DCGは、ジェネシスの破産が迫っているという報告が浮上し、
暗号コングロマリットに対する連邦捜査が行われるなど、
業界の他の部分と逆風に直面しています。
ジェネシスの融資部門は、今は亡きファンドThree Arrows Capitalへの
エクスポージャーについて今年初めに打撃を受け、その後、そのデリバティブ事業が
FTX取引口座に1億7500万ドルをロックしていることを明らかにしました。
ジェネシスは11月、FTXが破産を申請した後、新規ローンのオリジネーションと
出金を停止した。ジェネシスと利子付き商品で提携したキャメロン・ウィンクルボス氏と
タイラー・ウィンクルボス氏が率いる暗号通貨取引所ジェミニは、結果として
ジェミニ・アーン利用者の引き出しを停止せざるを得なかった。
キャメロン・ウィンクルボス氏は先週、シルバート氏がデジタル資産取引所の
顧客に9億ドルの借りがあると主張し、「悪意ある」商習慣だと非難した。
一方でシルバート氏はウィンクルボス氏の主張に反論しています。
まとめ
今回は、バリー・シルバート氏と彼が率いている
Digital Currency Group (DGC)を率いているシルバート氏
はFTXの破産後に逆風に晒されているようです。
今回米国の金融当局が捜査にはいったようですが
今のところ摘発にいたっていないようです。
今後の展開に注目していきたいと思います。
Yoshi
こんにちは、Yoshiと申します。
約２０年に及ぶ外資系銀行でのトレード経験を活かして金融情報を独自の視点で発信しています。FX市場に携わって約２０年経ちますが、現在は他の金融市場（株式、コモディティ、暗号通貨）の関連性を含めて独自目線で情報提供しています。
主な資格：
米国公認会計士合格（ワシントン州）
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