トルコ・リラは今後の波乱の火種?緊急利上げをしたにも関わらず下落が止まらない
トルコリラ安が止まりません。
トルコ中銀は昨日、1週間のレポ金利を
8%に引き上げたにも関わらず、トルコリラは
最安値を更新し、対ドルでは、3.4434という
至上最安値を更新しています。
トランプフレーションの最大の犠牲者?
トルコ問題は、純外貨準備高が低いとともに
米国の利回り拡大でリスクにさらされるエマージング
の最前線にいると言われています。
EU議会もトルコのEU加盟議論の延期を提案
欧州議会も、トルコとのEU加盟交渉の中断を
欧州委員会と加盟国求める決議案を大多数の賛成
で採択しています。
これは、7月のクーデター未遂事件でおきた
不適切な弾圧的対応を強く非難した結果ですが、
トルコのエルドラド大統領は、これに大きく
反発しています。
トランプフレーションの影響は、ほかの新興国
にも飛び火しはじめており、外貨準備高の問題
を含めて目が離せない状況になってきました。