トランプ大統領の議会演説内容に新鮮味はないが、オバマケアの撤廃ははっきりした。
注目されていた、トランプ大統領の議会演説
が終わりました。
注目されていた、税制改革の詳細などは言及
されませんでしたが、国民に協力求めるなど
トランプらしくないマイルドなスピーチ、別の言い方
をすれば、誰も反対しようがない問題に終始して
言及したことが、好感されたようです。
具体的内容はインフラ支出増額
今回の演説で具体的に言及された額は、
インフラ支出額を1兆ドル増やすということでした。
この額は、予想超えたものでもなく新鮮味は
ありませんが、治安と経済繁栄重視を示す、
抽象的、また人気をいしきqして、女性や
マイノリティーに気をつかう内容の演説だった
ように思われました。
注目すべき点はオバマケアの撤廃
これについては、前々から言及されていましたが、
オバマケアの撤廃にこだわると、予算も遅れ
ほかの重要な予算に関係する法案も遅れてしまう
という懸念もあります。
一部では、共和党内でもまとまっていないヘルスケア
の代替案がないまま、進めるのではなく、オバマケア
撤廃は後回しするとの憶測もありましたが、これを
否定する演説となりました。
ドル円の反応は?
ドル円は、3月の利上げの可能性が強まった
ことに反応している最中で、トランプ政策に
ついては、あまり要因になっていないようです。
ただ短期的にはドル買いでも、リフレ政策の
現実性には時間がかかることも判明した今、
ここからのドル買いにはあまり賛同しません。