デイセルブルム議長の新たな支援策示唆でギリシャ国債にショートカバー!これで一難去った?
ユーロで懸念されているのが、ギリシャの債務問題です。
ところが、10日の欧州債市場ではギリシャ国債が大幅上昇
しました。通貨同盟を脅かす危機の再燃を回避するための
合意への期待が広がりました。
デイセルブルム議長が支援を示唆
(ユーログループ)のデイセルブルム議長と
と欧州安定化メカニズム(ESM)のレグリング専務理事が
10日ブリュッセルで、ギリシャのツァカロトス財務相に
新たな支援策を提示するとの憶測が広がりました。
ギリシャと債権団は、約60億ユーロのギリシャ国債が7月に
償還期限を迎える前に追加支払いに道を開くため、支援を
めぐる検証作業の完了を急いでいます。
ポピュリズム台頭で避けたいユーロの混乱
ギリシャ支援には、IMFの参加が不可避であると主張して
いるドイツですが、IMFの参政権の半分を握るのがアメリカ
でトランプ政権になり、より不透明になっています。
オランダ、フランスの選挙を前に大きな混乱を避けたいと
本音では思っているユーロ当局者にとってはギリシャ救済に
むけての早めの合意が欲しいというのが本音のようです。
ギリシャ2年債利回りはロンドン時間午後4時33分現在、前日比
130ベーシスポイントの大幅低下の8.73%となりました。
9日には5カ月ぶり高水準に達していました。