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シルバーゲート銀行が暗号資産「ディエム」をMetaから買収するメリットとは!

私たちのお気に入りの銘柄の1つである暗号資産に積極的な銀行

シルバーゲートが、かつてFacebookが所有していた「ディエム」

ステーブルコインの資産を正式に取得しました。

そして、それはディエムの進歩の道の終わりを示したかもしれないという

見通しがあったことに対し、この動きは実際には正反対である可能性があります。

シルバーゲートが「ディエム」取得

ブルームバーグは、以下の記事をあげています。

メタ・プラットフォームズ(旧フェイスブック)主導の仮想通貨「ディエム」

プロジェクトが正式に終了した。ディエム協会が知的財産など関連資産を

シルバーゲート・キャピタルに売却した。プロジェクトを巡っては、

メタ創業者マーク・ザッカーバーグ氏が米議会から批判を浴びていた。

ディエム協会は発表文で、決済や送金を低コストで迅速に行う手段

としてフェイスブックが始めた取り組みが、米連邦当局の抵抗で

軌道に乗らなかったと説明した。今回の売却で同協会も閉鎖するという。

ディエム協会は協会会員に資本を返還するため資産売却を

検討していると、ブルームバーグが先に報じていた。その後、

シルバーゲートがディエム協会の資産を約2億ドル(約230億円)

で買収することで合意したことが確認された。同協会は売却条件を明らかにしていない。

メタ主導の「ディエム」が買い手求める、計画頓挫で-関係者

当初「リブラ」の名称だった仮想通貨イニシアチブは2019年に

始動した。送金など世界的な金融サービスに革命をもたらすことを

目指し、当初は数十の提携先も確保したが、その多くは、

規制当局や政界がリブラの調査に乗り出してすぐに離れていった。

リブラ責任者だったデービッド・マーカス氏も昨年、メタを退社。

ディエム協会はシルバーゲート銀行が発行体になる合意を

結んだが、米金融当局の抵抗がプロジェクト終了の決定打となった。

            (出典:ブルムバーグ)

https://news.yahoo.co.jp/articles/ede18d6639e4bfc67fa2cc8975cde2e868a89718

シルバーゲートにとってのメリットは

Wedbushは今週、シルバーゲートによる買収について、「重要なプラス材料」

とコメントしました。CoinDeskによると、今回の買収に関する

Wedbushの分析のポイントは以下の通りです。

Wedbushは、決済ネットワークを誰がコントロールするかという区別は

重要なプラス材料であり、Metaを含む主要な消費者ブランドとの流通パートナーシップを

開発するためにシルバーゲートを「ポールポジション」に置くと述べています。

「この買収価格は、買収される高度な技術を考えると、シルバーゲート

にとって良い価値であり、この買収は同社の安定コインの発売を加速させるはずだ」

と、報告書は述べています。

CoinDeskによると、B.Rileyのアナリストもこの買収に肯定的な見解を示しています。

シルバーゲートがディエムの技術と決済ネットワークを購入したことは、

同社の戦略的計画を「大幅に加速させ」、「収益の上振れを実質的に追加する」と、

B.ライリー・セキュリティーズは火曜日に発表した別の調査報告書で述べている。

この取引によって、シルバーゲートは技術をコントロールし、より大きな収益の

上乗せがある決済ネットワークを構築することができると、B. Riley証券は

述べています。

また、シルバーゲートは、ディエムとの以前の構造に対して、取引に高い手数料を、

より高いレートで請求することができる、とB. Riley氏は付け加えています。

また、この取引により、同行の安定コインは「規制に適した方法」で発行され、

Silvergate Exchange Network(SEN)と統合できるため、暗号に

特化した同行は他のステーブルコイン発行会社よりも優位に立つことができる。

シルバーゲートは月曜日、当初2019年にLibraとして発表されたMetaの

安定コインプロジェクトであるDiemから技術やその他の資産を購入することを

確認しています。

まとめ

昨年秋、他の投資銀行がシルバーゲートに注目したのは喜ばしいことでした。

モルガン・スタンレーのケン・ゼルベは昨年秋、シルバーゲート・キャピタル(SI)に

オーバーウェイトで新規投資し、同社を「他にはない暗号に特化した銀行」と

評価しています。

同社はファンダメンタルズが優れているだけでなく、従来の銀行でも

暗号の世界でも最も安価な銀行の1つであると、シルバーゲートは

市場からもこの「ディエム」の買収について、好意的に受け取られて

いるようです。

リブラ仮想通貨購入方法と問題点そしてリップルとの違いは?

 

 

プロフィール


Yoshi

こんにちは、Yoshiと申します。
約20年に及ぶ外資系銀行でのトレード経験を活かして金融情報を独自の視点で発信しています。FX市場に携わって約20年経ちますが、現在は他の金融市場(株式、コモディティ、暗号通貨)の関連性を含めて独自目線で情報提供しています。
主な資格:
米国公認会計士合格(ワシントン州)
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