イタリア国民投票大差で否決でユーロの反応とマッタレッラ大統領の選択は?
出口調査の段階で大差で否決されていることが
判明した、イタリア国民投票結果を受けて、
早々とレンツィ首相は敗北宣言と辞任をアナウンス
しました。
週明けのユーロの反応は
これを受けてユーロは、週明け早朝から1.065から
1.05近辺まで急落、その後は戻しており、1.0570
近辺での動きとなっています。
イタリア国民投票の結果はある程度織り込まれて
いただけに、反応としては、ショートカバーも
入っているようです。
今後大事なマッタレッラ大統領の選択は?
今回の結果が大差で否決されたことで、マッタレッラ大統領
の選択もかなり狭まれたようです。
レンツィ首相の再登板の可能性なくなり、現在名前があがっている
バドアン経済財務相を次期首相に指名する可能性が高いようです。
今回の投票結果は、現政権への不満が強い結果ともいえ
新首相の人気も上がらないようであれば、大量の不良債権
を抱えるイタリアの銀行にも悪影響となる可能性が
ありそうです。
当面のユーロは1.05を踏みとどまり、今後の政権運営の
動向を見極める展開になりそうです。