6月の利上げの可能性まだある、その時の反応と手法は?
市場の大半は、アメリカの利上げの実施時期を早くても9月以降という
見方が大半ですが、ここ最近米国債券の動き、また昨日のイエレンFRB議長の
株価に言及する発言を鑑みると、6月の利上げの可能性もまだ捨てきれない
と思われます。
実際にFRBは利上げを想定したオペレーションのテストもおこなっているようです。
もしFRBが利上げを実施した場合にどのようなオペレーションが想定できるのか?
米国が利上げを実施する時には、フェデラルファンドレートの利上げを意味しますが
量的緩和が実施されていたなか、現状は銀行によるFF市場での利用額はほとんど
ないのが実情です。
そんななかどうやって、利上げを効果的なものにする手法として考えられているのが、
1.FRBが銀行の準備預金に支払う金利を引き上げること。
2.翌日物リバースレポ取引を通じた資金調達を銀行以外にも認める。
ことがあげられます。
現在FRBは4兆ドル超える資産を有しており、FRBがポートフォリオ保有資産を
売却しそれよりも高い価格で翌日に買い戻すことによって、金融機関は余剰資金を
その保証レートでFRBに貸し出すことができます。
FF市場が機能していないなかでの、現実的な手法で、FRBは量的緩和からの脱却と
正常化をはかろうとしています。
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