頑ななドイツの姿勢
市場状況が悪化するにつれドイツの包囲網が狭まっていますが、
ドイツの姿勢は逆にユーロ共同債に強固に反対しているようです。
この背景は一つはギリシャ。新政権が早々と財政支援条件である
緊縮財政の2年延長を要求してきたこと。
これはドイツ国内からも批判が高まっています。要するに怠けた
ほうが勝ちという論理とかねてから不信感のあるギリシャに対して
批判が湧き上がっています。
この状況下で共同債を受け入れいれるこらいなら、ドイツがユーロ
を離脱したほうが筋が通るといった考え方もドイツ国内では盛り上がっ
ています。
ユーロ圏の債務の責任を共有するためには、財政の決定権に関して
も権限をもたないかぎり、ドイツの妥協を得るのは難しい状況です。
28日からの首脳会談でここをどのように収斂させるか、ESMの役割
をどうするか注目です。
ユーロはこれを反映して上値が重い状況が続いています。ネガティブ
ファクターを織り込もうとしている市場なので、短期的には戻り売り
の戦略です。
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